#9 2021北海道の旅⑤ マリモとアイヌ、そして偉人 〜阿寒湖〜 【通算31〜36泊目】

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前回からの続きです。
この日は阿寒湖観光をしたら大雪山を南回りして吹上温泉ふれあいキャンプ場で車中泊予定としました。

 

阿寒湖観光

阿寒湖畔で静かな朝を迎える

8月17日(火)

5時30分に起床、だいたいこのぐらいの時間に目が覚めます。
キャンプで寝過ごすことはまずありません、子どもだもんで笑

外は13℃ほど、木々に囲まれているので朝日が昇っているのか分かりません。

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【13℃前後にも慣れてきた】

みんな寝てるので1人で散歩に向かいます。
キャンプ場の入り口は国道240号沿いに看板が出ているので間違えないでしょう。
ただ湖畔と謳っているのに湖と反対側にあることに戸惑うくらいです。

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道を挟んだ反対側にアイヌコタンがありますが、まだ朝早くてお店は当然ながら開いていません。
そのまま遊覧船乗り場を下見してP号に戻ります。

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【この時はまだ雲に覆われていた】

そして朝食の支度。
毎朝パンだと飽きるのでごはんにしました。

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【ザ・朝定食的なメニュー】

ここのキャンプ場はゴミを捨てることができるので、納豆を食べても大丈夫です。
鮭はコンロの火でフライパンに乗せて焼きました。
電子レンジは便利ですが全体的にベチャッとするのが難点ですね。
その点、火での調理はカリッと焼けるのでやっぱり美味しいです。
道の駅の駐車場で火を使うことは絶対的にNGです、かと言って車内での火器使用に関してもグレーゾーンです。
RVパークであれば車外はダメでも、車内での火器使用を禁止とは聞かないです。
キャンピングカーの旅において調理を楽しみたい時はキャンプ場かRVパークの利用が安全です。
車内に臭いが残ることに抵抗があるならば、キャンプ場一択ですかね。

場所も静かですが、朝から和食だと更に心穏やかな朝を迎えられた気分になります。
それも子供が騒ぎ出す束の間の静けさですが笑

阿寒湖遊覧船はジャングルクルーズみたい

阿寒湖でしたいことは遊覧船に乗ることとアイヌコタンでのお買い物。
遊覧船での所要時間は75分と書かれています、結構乗ってるんですね。

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【湖に浮かぶ島にも上陸するらしい】

気づくと外はキレイに晴れて、さっきまであった雲はどこかへ行ってしまいました。

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【雄阿寒岳がキレイに見える】

阿寒湖の水もキレイです。

時間になり遊覧船に乗り込みます、お客さんはいますが座席の1〜2割程度でガラ空きです。

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【船の名は「ましゅう丸」、ここは摩周湖ではないが・・・】

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【十九列島と呼ばれるところ】

遊覧船は細く入り組んだ場所に向かい、さながらディズニーのジャングルクルーズのような様相です。
そして島とも呼べないような小さな島がいくつもある十九列島と呼ばれるところで反転し、マリモ展示観察センターのあるチュウルイ島に向かいます。

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【チュウルイ島上陸】

ここには大きなマリモが展示されています。

サイズにしてハンドボールからサッカーボールくらいのサイズです。
大きいものでは30cm程に成長するとか。

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【キレイに丸いマリモ】

マリモって藻が水流で回転させられて丸まっていくんですね、初めて知りました。
それにしても不思議な現象、こんなものがコロコロと転がっているなんて面白いです。

アイヌコタンにはアイヌ民芸品がいっぱい

遊覧船を降りたらアイヌの民芸品がこれでもかと並ぶアイヌコタンへ。
アイヌ独特な木彫り製品がたくさん売られています。

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お店もたくさんあって、正直どこのお店が良いのかよく分かりません。

結局このメインストリートではなく、旅館側の少しテイストが薄まった方のお店でお土産を購入しました。

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【木彫りのキーホルダー】

シマフクロウもクマゲラもアイヌではカムイとして崇められる生き物だそうです。
他にもヒグマも、エゾモモンガも、なんでもカムイです。
アイヌの人々がこの北の大地の自然と共存していたことが何となく分かります。
シマフクロウは「コタンコロカムイ」というらしく、村を守る神様なんだとか。
クマゲラは「チップタッチカップカムイ」で丸木船の作り方を教えてくれた神様、道迷いから守ってくれる神様だそうです。
そんな由来を聞いてこの2つにしました。

ちなみにカムイは神様と訳されることが多いですが、人の生活に強く影響を与える生き物、環境、モノがカムイであり、「カムイ=自然」と捉える見方もあります。
そしてアイヌとは「人」を指します。

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【購入したのはココ「えぞりす」】

見れば見るほどどれも欲しくなります。
昭和のお土産感ぷんぷんする「木彫りのクマ」、私の親世代(団塊の世代)では定番の北海道土産だったようで、北海道に行った家庭には大体置いてありました。
私は幼心にその迫力あるクマの顔が怖くて近づかないでいました。
でも今になってその魅力がわかってきました、欲しい。
でも高い。
次に来た時には絶対買おう。(と前回も言った気がする)

阿寒湖からぐるり富良野へ

足寄の偉人に会いに

先を急がないとキャンプ場のチェックイン時間に間に合わないので、少し急足で移動します。
しかし道中どうしても寄りたい道の駅がありました。
それが「あしょろ銀河ホール21」です。

道の駅らしくないネーミング、売っているものも他の道の駅と大差ないです。
何が違うかっていうとコレです。

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【北海道のスターといえば松山千春さんです】

そう、この足寄町は松山千春さんの出身地で、この道の駅はミニギャラリーになっています。

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私は世代ではありませんが、親が大好きだったので幼少の頃よく聴いていました。

建物入り口付近には石碑がありまして。

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【もはや歴史的な偉人のようです】

手形の緑のボタンを押すと名曲「大空と大地の中で」が聴き放題!
ホント名曲ですね〜、そのあとクルマの中でも何度も聴きました。

吹上温泉までの登り坂はエグい

足寄から帯広に行って、名物・豚丼を食べたかったのですが時間がありません。
ここは泣く泣く断念。
上士幌にできたばかりの道の駅・かみしほろに寄り、少し地元の物を買って目的地へ急ぎます。

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【この道の駅はいいものが手に入ります】

ここから南富良野を経て富良野市に入るのですが、吹上温泉は十勝岳の山腹にあります。
富良野市街地には入らずに走り、そして吹上温泉に向かう登り坂へ。
ここまでくればあとちょっと。
でもこの登り坂がなかなかなもので、勾配はキツいところで10%を超えています。

いくらパワーのあるディーゼルターボであってもアクセルベタ踏みして2速40km/hを何とかキープするくらい。
ガソリンエンジンのカムロードではかなり大変かもしれません。

吹上温泉ふれあいキャンプ場に到着

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【バックには十勝岳】

18時のチェックインギリギリに間に合い、車中泊の手続きをします。
料金は1台¥500、格安です。
でもこの駐車場は白銀荘という宿泊兼日帰り温泉施設の駐車場なので、黙って車中泊をしても気付かれることはまずありません。
ちなみにキャンプ場でテントを貼るのも¥500です。
実は前回の北海道旅行はここにテントを張って、あちこち動いていました。
それこそ富良野〜稚内の日帰り往復とか。
その時4泊したのですが¥2,000でしたからね、北海道のキャンプ場は格安です。

これでこの日の寝床がキープできたので一安心です。

次は富良野観光ですね。
では皆さん、have a nice day !