Newカムロードだったら買えなかった(かも)

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皆さんこんにちは、シンです。

先日カムロードのビッグマイナーチェンジの発表があり、その内容に驚かれたことでしょう。

 

2021新型カムロードについて

と言うのもブロ友のタチコマンさんの記事を見て知った訳でありますが。

www.tachikoman.com

とても分かりやすく記事にしてくれていますね。

VANTECHが説明してくれているYouTubeもありますのでコチラをどうぞ。


www.youtube.com


www.youtube.com

と言うことらしいです。
いいですね新型。
欲しくなっちゃいます、いや欲しい。
エクステリアも多少変わっていますが安全装備や走行性能、環境性能が全然違います。
何と言っても6速ATに変わったことが現行型を所有している私にとって一番羨ましいポイントです。
この6速AT化について自分の思うところを書いていきます。
なおクルマのメカニカルなことに関してはド素人なので嘘言ってたらごめんなさい。

 

6速AT化によるメリット

まずトランスミッションですが、ギア比をダイナの主要諸元表から拾ってきました。
おそらくこれで間違いないかと。
ちなみにどちらも減速比は4.100で同じだと思われます。(ダイナはグレードによって減速比がバラバラです)

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ギア比とは簡単に言うと「タイヤ1回転させるのに必要なエンジン回転数」ってことです。(よね?)
自転車の変速で考えると分かりやすいですね。
自転車で言うところの「軽いギア」が1速、そこから段々に「重いギア」が2速、3速・・・となります。

自転車のスタート時から重いギアだと全然加速しませんし、上り坂だったら進まずに立ちゴケします。
なのでスタート時はよほどストイックか競輪選手でない限り、軽いギアからスタートします。

今回のカムロードのギア比の変化をみると1速は大きく、そして最終ギアでは小さくなっています。
それでいて各ギアの差は小さくなっています。
スタート時に強い力を発揮できる、変速もスムーズで、高速運転時もエンジン回転を低くできる(よりスピードが出せる)ようになった、ということですね。
いい事づくめですね。
でも私がこの6速AT化に一番魅力を感じているのは2速のギア比です。

 

エンジンブレーキが良く効きそう

キャンピングカーを手に入れてだいぶ走りましたが、その経験の中でカムロードは「エンジンブレーキが弱い」ことが欠点だと思っていました。
ただでさえ重量のあるキャンピングカー、下り坂でのフットブレーキ多用は危険です。
ちゃんとエンジンブレーキを効かせて下りたいものです。
しかし下り坂で2速にしてもスルスルと加速してしまって、フットブレーキに頼るしかありません。常々、
「1.5速があればなぁ〜」
と思っていました。

そこで今回のトランスミッションの2速をみてみてください。
ほら、従来型の1.5速的なギア比になっているではありませんか。
これによって今までより安心して坂を下れるようになります。
ココが私の2021新型カムロードを羨ましく思うポイントです。

省燃費になったことも羨ましい

エンジン排気量は3,000ccから2,800ccに減少していますが、エンジン出力は全く変わっていません。
そこに6速ATとの組み合わせによって従来型より燃費性能は約10%向上しているそうです。
現在私の平均燃費が8.0km/Lなので、今の運転技術のまま新型に乗ったら約9km/Lになるってことですね。

これはお財布に優しいのでいいことですが、アドブルーを入れるタンクの設置によって燃料タンクは従来型が80Lに対して60Lに減少します。
となると巡航距離が気になります。

従来型のカムロードは燃料の残量が約10%になると燃料警告灯が点滅する、と前回記事にしました。

campingcar-no-p.hatenablog.com

 新型も残量10%で燃料警告灯が点滅すると仮定します。
両者が満タンから燃料警告灯が点滅するまで走れる距離を計算すると、

  • 従来型:燃費8km/L × 72L = 576km
  • 新 型:燃費9km/L × 54L = 486km

となり、90kmほど巡航距離は短くなってしまいますので、より早めの給油を心がけなくてはいけません。
あとアドブルーですがおおよそ500km走行で1L使うそうです。
その金額は大体1Lあたり100〜150円くらいでしょうか。
それでも新型の方が燃料費はだいぶ安く抑えられそうです。

満タンからの巡航距離は省エネ性能を知る上で大切ですが、何も本当に1回の給油でどこまで行けるか、はさほど重要ではありません。
ちょっと給油のタイミングが早まりますが、それよりも省燃費であることの方が魅力的です。

 

6速AT化によるデメリットも

ただ6速AT化がすべて言い訳ではありません、多段化するとその分車両重量は増えてしまいます。
エンジンは3,000ccから2,800ccにダウンサイジング(きっと軽量化もされている)しましたが、ダブルタイヤで同等のグレード比較をすると車両重量は約70kg増加しています。
そんなこともあってシングルタイヤでは限界だ、全車ダブルタイヤだ〜、になったんでしょうね。
詳しい方はもっとメリット、デメリットを言えるのでしょうが、私にはこの程度しか思いつきません・・・。

 

カムロードの高性能化で価格も上昇

さて他にも安全装置がついたりとたくさんの変更点がある新型カムロード。
その改善点は全て金額として跳ね返ってきます。
当然ですよね、それだけ部品も使いますし開発費だって回収しなければいけませんから。
カムロードの車両価格は公表されていないので正確な金額は分かりませんが、新型ダイナの価格は100万円近く上がったようです。
なのでカムロードも同等の上昇を考えた方がいいでしょう。

そしてキャンピングカー市場において昨年大きなムーブメントがありました、サブバッテリーのリチウム化です。
私の購入したクレソンジャーニーの鉛バッテリータイプとリチウムバッテリーの価格差は66万円です。

私はオプション等も含めてクレソンジャーニーを900万円で購入しましたが、今買おうとするとダブルタイヤになる特典?はつきますが1,000万円、リチウムバッテリーを選択すれば1,070万円ほどになります。
VANTECHのYoutubeではそれ以上の値上がりになると匂わせていました。
となるとクレソン、コルドシリーズで1,000〜1,100万円、クレアやジルで1,200〜1,300万円くらい?

高性能になって喜ばしいことは確かですが、この価格帯になってくると「う〜ん」ですね。
私は元々フォルクスワーゲンのT6に興味を持って、
「1,200万円!買えない!」
の流れから現在の車両に行き着いた経緯があります。
今、キャンピングカーの購入を検討していたら違う選択(バンコンなど)をした可能性は大いにあったでしょうね。

 

私にとってはいいタイミングで購入できた!?

しかし小さな子供のいるファミリーにとってバンコンよりもキャブコンの方が断然快適に過ごせます。
なので新型より確実に劣りますが価格が安い従来型カムロードの時に購入できたこと、これは私たちがキャブコンを手に入れられる良いタイミングだったと思います。(6速AT、省燃費は羨ましいですが)
安全装備がついていないので、その分気を引き締めて安全運転に努めます。

今後は新型カムロードに惚れて買い替えした人の高年式の車両が中古車市場に出回り、それの争奪戦となるのでしょうか。
きっとその車両は中古といえど新車時の値段に近い設定となるんでしょう。
これからキャンピングカーの購入を検討している人は選択肢がさらに増えて頭を抱えてしまいそうですね。
でもそれがまた楽しかったりするもんです。

それでは皆さん、have a nice day !