皆さんこんにちは、シンです。
今回の“シン”記録はついに!
キャンピングカーのスピーカー交換の記録になります。
タチコマンさんお待たせしました笑
カムロードの純正スピーカーは音が出れば良し?
大多数のキャブコンベースであるカムロード、以前はフロントドアにスピーカーが取り付けられていました。
しかし途中からダッシュボード上に位置が変わり、サイズも10cmです。
「音が出るだけお前ら感謝しなさい」レベルのものです。
純正スピーカーを取り外すにしても一筋縄にはいきません。
ネジとフロントガラスが近いので普通のドライバーでは回すことができません。
なのでこんな感じのドライバーを入手するところから始まります。
これが純正のペラペラスピーカーです。
コーンも小さいですが後ろのマグネットも小さいです。
carrozzeria の10cmコアキシャルスピーカーTS-F1040と比べると、その貧相さが分かります。
一般的な10cmスピーカーは取り付けられない
特に注目すべきは奥行きの浅さです。
それぐらい浅くしないとこのダッシュボード上のスペースに入らないんです。
原因はエアコンダクトがあるから。
初めは軽トラから取り上げたTS-F1040を取り付けようと思っていました。
でもこの通り、とても取り付けられる状態ではありません。
おおよそカー用品店で販売されている10cmスピーカーは無理でしょう。
ネットで調べるとGROUND ZERO というブランドのスピーカーが薄型タイプで、奥行きは30mm。
これが唯一取り付けられるものらしいです。
しかしAmazonで調べると値段は約¥10,000程度と、このサイズにしては高価です。
そして結局は10cmのスピーカー、低音は出ません。
ツィーターがついているので高音は出て音が明るくはなるでしょうけど。
つけても「う〜ん・・・」と思ってしまうだろうな、と。
どうせ取り付けるならセパレート型スピーカー
より良い音を求めるのであれば、やはりドアパネルへのインストールしか道はありません。
そうなるとコアキシャルかセパレートかという定番の二択が出現します。
カムロードのドアパネル取り付け位置は随分と下の方です。
イメージ的には椅子に座った時のくるぶしのちょっと上ぐらいの位置。
コアキシャルにすると中低音と高音のつながりはいいんでしょうが、あまりにも音の定位が下がってしまいます。
テレビ映像のずっと下の方で声が聞こえる気持ち悪さ、それならばダッシュボード上の10cmの方がマシかもしれません。
ここはやはりセパレートを選ぶべきでしょう。
配線の手間はかかりますが、そもそもドアパネルまで線が届いていないカムロード。
そこまで線を繋ぐ作業をするのであればセパレートの配線なんて大した作業じゃありません。
カムロードに取り付けられるスピーカーの条件
ドアパネルに取り付けるにしても、そう易々と取り付けられるほどカムロードはいい奴ではありません。
全体的に薄いんです。
窓ガラスを下げた状態で、インナーパネルと窓ガラスまでの距離は35mmしかありません。
そして内張のスペースは約20mmほど。
インナーパネルが少し窪んでいることを考慮すると、インナーパネルの取り付け面から内張までの距離は約25〜30mmくらいでしょうか。
ということで1つ目の条件としてスピーカー全体の奥行きが65mm以下、となります。
そして2つ目の条件は取り付け面からの奥行き、です。
いくら全体の奥行きが65mm以下でも窓ガラスに干渉してしまってはアウトです。
そこで見る数値はスピーカー取り付け面からマグネットまでの距離です。
これが(バッフルボードの厚み)+35mm以下であれば大丈夫でしょう。
バッフルボードは大体スピーカーに付属しているプラスチックのものが15mm、市販のMDF製のものが15〜20mm、金属製のものが20〜25mmくらいです。
仮に一番厚い25mmのバッフルボードを使用したとすれば、
25mm + 35mm = 60mm
で、ほとんどのスピーカーはクリアします。
しかし、そうすると内張とのスペースは0〜5mmと、ほとんどない状態になります。
そう考えていくと、カムロードのドアパネルに取り付けられるスピーカーは、20mm厚のバッフルボード使用を仮定した場合、以下の条件となります。
- スピーカー全体の奥行きが65mm以下
- スピーカー取り付け面からの奥行きが55mm以下
- スピーカー取り付け面からの飛び出しが5〜10mm以下
条件から候補に挙げたセパレートスピーカー4機種
この条件でセパレートスピーカーを探し、4機種に絞り込みました。
その4機種は、
- carrozzeria TS-F1640SⅡ(16cm)
- carrozzeria TS-C1630SⅡ(16cm)
- KENWOOD KFC-RS164S(16cm)
- KENWOOD KFC-RS174S(17cm)
です。
まずcarrozzeria の2機種はスタンダードなFシリーズとワンランク上のCシリーズです。
音の良さで言えばCシリーズですが値段も上がります。
果たして騒音だらけのカムロードでその値段差が実感できるのか疑問が残ります。
でも取り付けられるのであれば少しでも上位機種のTS-C1630SⅡ 優勢かな?
そしてKENWOOD の2機種はスタンダードなRSシリーズのサイズ違いです。
これは間違いなく17cmの勝ちです。
たった1cmの違いと思うことなかれ。
その1cm大きくなることでコーン部分の投影面積は約25%も増加します。
聴いてみてもその差は歴然、低音の迫力が違います。
最終的にcarrozzeria のTS-C1630SⅡ とKENWOOD のKFC-RS174S の二択に絞り込みました。
上位機種の16cmか、スタンダードの17cmか。
最終的に選んだのはKFC-RS174S
上の説明(書き方)で想像できたでしょうが、最終的に私がカムロードのスピーカーに選んだのはKENWOOD のKFC-RS174S です。
理由としてはサブウーファーは取り付ける予定がないので、このスピーカーで頑張って低音を出してもらいたい、と思ったからです。
それとエンジン音などの騒音激しいカムロードで、それほど高価なスピーカーも必要ないだろう、とも思ったから。
一つ懸念事項は本当に窓ガラスと干渉しないか、です。
もしダメだったらこのスピーカーはパジェロミニに回します。
スピーカー、バッフルボード、なんちゃってデッドニングキット、配線等で計¥23,000ほどでした。
ナッツのオプションで頼むと¥60,000くらいだったかな?記憶が定かではありませんが、結構取られます。
DIYすることで約4万円の節約です。
ということで取り付けの様子はまた明日です。
それでは皆さん、Have a nice day !