皆さんこんにちは、シンです。
今日の“シン”記録はGW滋賀旅行の思い出2回目、多賀大社についてです。
多賀大社とは
多賀大社は名神高速道路の多賀SAのあたりにあります。
御祭神として天照大神の親、伊邪那岐大神と伊邪那美大神が祀られています。
「お伊勢参らばお多賀に参れ」と言われるほど、参拝者で賑わっていたようです。
何度も火災で焼失したり災害に遭ったりしているようですが、太閤秀吉や彦根藩の庇護のもとその都度建て直しています。
本殿は1930年に再建されたので比較的新しいのでしょうね。
そんな大人気な神社ですが、近江国の一宮は大津にある建部神社(御祭神:日本武尊)なんですね。
神社の立派さや規模と一宮は決してイコールではないようです。
とは言っても建部神社も写真で見る限りはとても立派な神社、こちらにもぜひ行ってみたいです。
本殿
下の写真は拝殿から見た本殿、ってまったく見えませんが。
向かって右側の柱の所に大きなしゃもじのようなものがあります。
この神社の絵馬はしゃもじ型で、お守りとしてもこのしゃもじのようなものが授けられます。
これ「お多賀杓子」と言いまして、今の「お玉(じゃくし)」の語源だそうです。
なのでカエルの子どものオタマジャクシの語源でもあります。
そんなことは知らず、参拝しなければ知ることもなかったでしょう。
寿命石
後白河上皇に東大寺再建の命を受けた重源上人、20年が過ぎ61歳となった時に焦ったのでしょうね。
後白河上皇と言えば今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で西田敏行さんが演じています。
こんなところで名前を見るとは。
伊勢神宮に参拝して長寿祈願したところ、天照大神が夢に出て「多賀へ行け」と。
多賀大社に来ると「莚」の字に虫食いされた柏の葉がありました。
この「莚」と言う字をばらすと「廿」と「延」です。
「廿」は20を意味します、廿日市市(はつかいちし)ってありますよね。
つまりこの柏の葉が寿命を「廿(年)」「延(長)」された印と受け取ったわけです。
その後20年生きて無事に東大寺再建を成し遂げた重源上人、報告のため再び多賀大社に参拝し、この石の上に座って眠るように亡くなられたそうです。
そんな言い伝えから、この石から長寿祈願にあやかろうと「長寿石」と名付けられたそうです。
摂末社
多賀大社には多くの摂末社があり、ここに来れば粗方の神様がいます。
ざっと紹介します。
日向神社
御祭神:瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
御神徳:結婚成就、家内安全
子安神社
御祭神:木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
御神徳:安産、子授け、子育て
神明両宮
御祭神:天照大神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおみかみ)
御神徳:国運隆昌
夷神社
御祭神:事代主神(ことしろぬしのかみ)
御神徳:商売繁盛、大漁満足
天満神社
御祭神:菅原道真
御神徳:学業成就、試験合格
秋葉神社
御祭神:火産霊賀具都知神(ひむすびかぐつちのかみ)
御神徳:火伏せ
愛宕神社
御祭神:火産霊神(ひむすびのかみ)
御神徳:防火
竃神社、年神神社
御祭神:竈神社ー火産霊神、年神神社ー大年神(おおとしのかみ)
御神徳:竈神社ー家内安全、年神神社ー五穀豊穣
熊野新宮、天神神社、熊野神社
御祭神:熊野新宮ー速玉之男神(はやたまのおのかみ)、天神神社ー天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、熊野神社ー櫛美気野命(くしみけぬのみこと)
※櫛美気野命は素盞嗚命(すさのおのみこと)の別名
御神徳:熊野新宮ー子授け、天神神社ー殖産興業、熊野神社ー厄除け、開運
聖神社、三宮神社
御祭神:聖神社ー少彦名命(すくなひこなのかみ)、三宮神社ー角杙神(つのくいのかみ)、活杙神(いくくいのかみ)、大冨道神(おおとのじのかみ)、大冨辺神(おおとのべのかみ)、面足神(おもたるのかみ)、惶根神(かしこねのかみ)
御神徳:聖神社ー病気平癒、薬学繁栄、三宮神社ー土木、建築
金咲稲荷神社
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
御神徳:商売繁盛(金運上昇、社運隆昌、心身健康)
その他
梵鐘
1555年と刻まれていて、奉賛者の中に「佐々木賢誉(六角義賢)」、「浅井猿夜叉(長政)」とあるのが熱いです。
鐘の高さが2mほどあり、当時としては相当大きな鐘だったそうです。
太閤橋
太閤秀吉から1万石も奉納されたことから、感謝の意を込めて?この太鼓橋を「太閤橋」と呼ぶそうです。
糸切り餅
多賀大社の前で売られていました。
3本の線は日本を襲った蒙古軍の旗印、それを弓のつる(糸)で切って「糸切り餅」です。
刃物を使わずに切ることで平和を意味するらしいです。
駐車場
少し離れた所に参拝者用の無料駐車場がありました。
あまり神社近くだと歩行者も多いので、離れた場所の方が安心です。
信心深い?
そろそろ1歳半になる娘。
最近はやたらと人真似をするようになってきました。
私は後ろから見ていたのですが、横から見ていたカミさんの写真がこちら。
あの〜、ここ金咲稲荷神社なんですけど汗
金運上昇をそんなに切に願ってるのですか? 1歳半で笑
てか、なんかゴメン・・・泣
とても立派な神社でした
やはり全国的に名が知られている神社っていうのはオーラからして違いますね。
神様がいっぱいいるんですよね、有名どころは。
ということで、ここで摂末社として分祀されている神社の本物に参拝したい、という欲望が湧いてしまいました。
日本各地を旅していればいずれ達成できそうなので、焦らずゆっくりとね。
それまでに娘の金運上昇が叶うといいのですが。
それでは皆さん、Have a nice day !