日本“シン”記録 with P

クレソンジャーニー〈P号〉と日本各地に出かけた記録

ドリップコーヒーを飲み比べ

皆さんこんにちは、シンです。

今日の“シン”記録は大好きなコーヒーに関する記事です。

新しいドリッパーを購入

私は毎日ハンドドリップでコーヒーを淹れています。
と言っても何ら向上心なくただ淹れてるだけなので、きっと上手に淹れられてはいないでしょう。

そんな私が使っているドリッパーはハリオ式のものです。

【プラスチック製のハリオ式】

このハリオ式、注ぎ手のテクで味が左右する上級者向きのドリッパーなんですね。
なので私なんかでは毎日味の違うコーヒーが出来上がります。
今日は濃いな〜、薄いな〜、って感じで笑

そこで味のブレが少ないカリタのウェーブシリーズドリッパーをずっと欲しいと思っていました。
狙っていたのはコレ↓

金物で有名な新潟・燕市で作られたドリッパー、定価ではとても買えない値段なんです。
しかしこれがAmazonで43%OFFの持ってけ泥棒!価格。
満を持してポチりました。

【翌日配送ありがとうございます】

【カッパーの輝きが所有欲を満たしてくれます】

【基準クリアの証、Made in TSUBAME】

ドリッパーの内側だけメッキ加工(錫?)がされています。
これってちゃんと食品衛生法という法律で規定されているんですね、知りませんでした。

話は脱線しますが、銅メダルは英語では「ブロンズ」メダル、しかし金属としての銅は「カッパー」です。
ブロンズは銅とその他金属との合金であり、日本語では「青銅」と言います。
銅メダルと言われているメダルは青銅が主なので「ブロンズメダル」です。
でも実は金メダル・銀メダルと違って規定はないようです。
中には銀メダルに真鍮メッキ加工して「ブロンズメダル」としている場合もあるとか。
メッキを剥がすと1つランクが上がる銀メダリストに!
「どうやらメッキが剥がれたようだな。」
のセリフが逆の意味になってしまいます。

味のブレが少ない理由

このドリッパーがなぜ味のブレが少ないのか、の理由についてです。
とは言っても、とても奥深いことなのでざっくりと書きます。(つまり深い知識はないってことです汗)

ウェーブシリーズは「平らな底面に3つ穴」が特徴の1つです。
メリタ式の小さな穴1つより3倍お湯の抜けが良く、ハリオ式やコーノ式の1cm近い大穴よりお湯を留め置くことができます。
お湯の抜けと湯だまり時間の絶妙なバランスにより、コーヒー粉との混ざり具合が適度に調整されます。

お湯を注ぐ速度により味わいを変えられるそうですが、その振り幅はハリオ式やコーノ式と比べれば小さいです。
ブレがない訳ではないので「ブレが少ない」という表現になります。

【底面に均等配置された小さな穴3つ】

そしてもう1つの特徴、それが上の写真の通りリブがないんです。
リブとはほとんどのドリッパーには存在する壁面の凹凸で、それがドリッパーとフィルターの接触面を減らす働きをして、コーヒーの味に影響を与えます。

ではこのドリッパーはどうするかと言いますと、リブの代わりをウェーブシリーズの名前の由来でもある特徴的なフィルターを使います。

【20のウェーブが付いたフィルター】

ウェーブ形状のフィルターによってドリッパーとの接触面が少なくなります。

この形状の利点はドリップするときにお湯を直接フィルターにかけても味への影響が少ないことです。
適当な私はついついお湯を直接フィルターにかけちゃうんですね。
そうするとコーヒー粉と混じり合うことなくお湯が落ち、結果薄い味のコーヒーとなります。

以上がこのドリッパーの味のブレが少ない理由です。
「味のブレが少ない」ドリッパーとは、「下手くそでもそこそこレベルの安定した味を出せる」ドリッパーと解釈できます。
そして「そこそこレベル」が比較的高い水準なのがこのウェーブシリーズです。
つまり「下手くそでも比較的高いレベルの安定した味を出せる」のがウェーブシリーズ、と捉えて良いと思います。

実際に飲み比べてみた

お湯の量は200mL、温度は沸騰したお湯です。
本当は90〜92℃くらいが適温なんでしょうけど、ウチにはまだ温度調整できる術がないので沸騰したお湯で統一です。

コーヒー粉はスターバックスが焙煎した、コストコのKIRKLAND House Blend です。
これを10g、カリタの電動ミル・ナイスカットGの3.5(カリタおすすめ)で挽きます。

【お気に入りのコーヒー豆です】

【3.5以外で挽いたことがない】

カップも揃えたので違いはドリッパーのみ。
まずは少量のお湯を注いで30秒蒸らし、それから測定スタート。
ハリオ式は濃く出るようにお湯をゆっくり細く注ぎました。

【ハリオ式とカリタ式(ウェーブ)】

【見た目はほとんど変わらない?】

結果には大きな差が

抽出時間はハリオ式は1分40秒でカリタ式(ウェーブ)は2分5秒となり、25秒の差がありました。
淹れてる時には気になりませんでしたが、測定結果を見ると結構時間差があったんだなぁ、と思いました。

で肝心な味は、と言うとこれが全くの別モノ!
半信半疑だったんですが、本当にドリッパーで味が変わることを知りました。

飲み比べると味の濃さが断然カリタ式(ウェーブ)の方が上で、雑味もありません。
このままお店で出されても「美味しい!」と思える味でした。

一方ハリオ式はフルーティな香りで軽やかですが、薄く感じました。

「美味しい」と感じたコーヒーが美味しいんです

元々スターバックスの深煎りコーヒーが好みの私にとっては、今回購入したドリッパーで淹れたコーヒーの方が好みの味でした。

ではハリオ式がダメかと言うと、そういう訳ではないだろうなぁと思います。
ハリオ式が得意とする豆の種類、挽き具合を変えればきっと違う味わいになります。
それを探求する気力が私にないだけです。
深煎りコーヒーが苦手な人であればハリオ式の方を好むかもしれません。

そもそもどのメーカーも膨大な研究データーから生み出したドリッパーです。
どれも美味しく淹れられるように作られているはずです。
ただその「美味しく」の方向性が自分に合っているのか、が重要です。

私はハリオ式とカリタ式(ウェーブ)の2つしか試していないので、もしかしたらコーノ式、メリタ式、台形のカリタ式の中で好みの味が出せるドリッパーが存在する可能性もあります。

プラスチックの安価なドリッパーを揃えて飲み比べするのもいいかもしれません。
でもコーヒーの抽出方法にはサイフォン式、プレス式、一番ブレがない機械式(ドルチェグストも)もあるからな〜。
やっぱ面倒だ笑

結論、インスタントも含め自分が美味しいと感じたものが美味しいコーヒーです。
皆さんも美味しいコーヒーを飲んで一休みしましょ! ←飯島直子か

それでは、Have a nice day !