キャンピングカーを1年4ヶ月(中途半端)使って分かった、付いてて良かった装備

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皆さんこんにちは、シンです。

今日は久々にキャンピングカーにまつわる記事、「シンにとってキャンピングカーに付いてて良かった装備」について書きます。

私がキャンピングカーを所有してから1年4ヶ月。
本当は区切りの良い「1年」とかで記事を書こうと思っていたのですが、ついつい流れてしまい、こんな中途半端なタイミングになりました笑

ノミネート装備たち

早速ノミネートされた装備たちを紹介します。
今回ノミネートされたのは・・・

  • 電子レンジ
  • 家庭用エアコン
  • 冷蔵庫(90L)
  • 200Wソーラーチャージャー
  • マックスファン
  • テレビ
  • ポータブルトイレ
  • FFヒーター
  • サイドオーニング
  • サイクルキャリア

の10個の装備です。
オプションに限らず、クレソンジャーニーの標準装備も含めてノミネートしました。
キャンピングカーによっては標準装備ではない場合もありますからね。
おおよそ標準装備orオプション装備の当落線上の装備をノミネートしました。

水道設備(シンク)と炊事設備(コンロ)については、キャンピング車の構造要件で絶対付いていなければいけないので、議論不要として除外しました。

また「リアラダー」、「シンク一体型ガスコンロ」、「カセットトイレ」、「シャワー」については、私のP号に付いていないので判断不能として除外しました。

この10個の装備を「使用頻度」、「使ったときの便利度」、「なかった時の不便度」、「いざ!という時役立つ度」の4つの項目で評価し、それぞれの項目毎に上位から順に10Pt、9Pt、8Pt、・・・、2Pt、1Ptとポイントをつけました。

結果発表

では早速ですが、結果発表といきます。
結果は下の表の通りとなりました。

ほぼ標準装備とオプション装備とで分かれたような順位となりました。
では順位に沿って説明していきますね。

1位〜3位はキャンピングカーの「三種の神器」

第1位 冷蔵庫

【冷たいビールに冷凍食品、至福です】

第1位に輝いたのは「冷蔵庫(90L)」でした。
ほとんど満点という高得点で、2位の「電子レンジ」に7Ptの大差をつける圧勝ぶりでした。

キャンプの時はクーラーボックスを使用していましたが、保冷剤の効き目を気にしないといけないこと、開閉によるロスに気を遣うこと、冷えすぎてビールがシャリシャリすること、といった問題がありました。

しかし冷蔵庫があることでこれらの問題が全て解決されました。

さらには出先で冷蔵物のお土産を買って帰ることができるようになった、という利点も見逃せません。

欲を言うともう少し冷凍室の広さが欲しいです。
必要に応じてポータブル冷凍庫を車載することでもっと利便性があがるでしょう。

その点では新型のクレソンジャーニーが冷蔵庫容量70Lと小型になったのは残念ですね。

第2位 電子レンジ

【いつでも熱々料理が食べられる!】

2位は「電子レンジ」です。

クルマに電子レンジがあると「こんなにも便利なのか!」と思える装備です。
不要と仰られる方もいますが私にとっては必須装備です。

今まで(普通車でお出かけ)であれば、コンビニでレンチンしたらすぐに食べなければいけませんでした。
しかし電子レンジがあればコンビニではレンチンせず、食べたくなった時に温めることが可能です。

最近ではレトルトカレーもレンチンが普及してきています。
湯煎するより早いですし、お湯の準備が不要です。

登山前に、スキー・スノボ前に温かい食事を摂ってから出発!なんてことも可能になります。

また離乳食中の乳幼児にとってもレンチンできることはとても便利です。

難点は消費電力が大きく、バッテリー残量にオドオドしなければいけないことです。
「いざ!という時役立つ度」で少し点数が下がっているのは、例えば災害時に大量の電力を使う電子レンジは控えたほうが良いだろうなぁ、と思ったからです。

第3位 家庭用エアコン

【あっという間で快適空間に】

3位は「家庭用エアコン」です。

日本の暑い夏を快適に乗り切るにはエアコンはありがたい装備です。
車中泊時にカーエアコンではアイドリングしながら使うことになり、周りに迷惑がかかります。(そもそも車中泊できる場所はアイドリング禁止が当然)

サブバッテリーで稼働する家庭用エアコンであれば、エンジンを止めていても使用可能です。
しかし私は室外機の音とか迷惑じゃないかな〜?と心配なので、道の駅ではアイドリングしているトラックに近い方に停めて、音を「殺して」います。

キャンプ場なら隣と十分距離が空いていることを確認してから使うようにしています。
日中であれば生活音に紛れてしまうので大丈夫ですけど、夜は周りへの配慮が必要です。

ただ使用頻度としては夏の暑い時間のみに限定されます。
その過ごし方を工夫すれば、案外エアコンなしでも過ごせてしまうものです。

現に真夏の車中泊でエアコンを使わず、窓を少し開けてマックスファンで換気するだけでも十分快適に過ごすこともできました。

家庭用エアコンを装備するならば、十分な電力を確保した上で使用しないと精神衛生上良くないです。
正直、鉛バッテリー100Ah × 3個では不安になります。(バッテリー切れ、バッテリーの劣化)

安心してエアコンを使いたいのであればリチウム化でしょうけど、それはまた費用が嵩みますから難しい問題です。

4位〜6位が標準or オプションの分水嶺

第4位 マックスファン

【単なる換気扇ではありません】

4位は「マックスファン」です。

これは何気にすごいです。
私は換気扇程度のものと思っていましたが、真夏日以下であればエアコン使わずともマックスファンで過ごすことができます。

キャンピングカーは断熱性が高いので、夜とかは逆に外の方が涼しいこともります。
そんな時に窓を開けてマックスファンを回すと、どんどん換気されて車内にこもった熱気を放出して快適な空気に換えてくれます。

ただエアコンと違って、空気を冷やす能力はもちろんありません。
なので外気が30℃であれば車内温度が30℃を下回ることはありません。

日中はエアコンでしっかり車内を冷やし、寝るときはマックスファン、が私の夏パターンです。

第5位 ポータブルトイレ

【キャンピングカーらしい装備の一つ、トイレ】

5位は「ポータブルトイレ」です。
「いざ!という時役立つ度」で堂々の1位です、そりゃそうですよね。
基本的にトイレはコンビニや道の駅で事足ります、しかし小さな子どもがいる場合だとキャンピングカーのトイレは重宝されます。

子どもは大人と違って尿意便意が突然襲ってきます。
特にSAを通り過ぎた後ぐらいに・・・。
さっきまで大丈夫、出ない、って言っていたのに・・・。

とは言っても子どもだって失禁したら自尊心が傷つきますから、いくら排泄物の処理が嫌、と言っても安心して排泄できる環境を整えておいた方がいいと思います。
ポータブルトイレがあることで行動中の子どもの排泄問題は解消し、今までは息子のお気に入りになっています。

これも登山の時に役立ちます。
キレイなトイレがある登山口であればいいのですが、想像を絶するトイレも世には存在します。
自前のトイレがあると安心感が違います。

ポータブルトイレの注意点は気をつけないと容易に倒れることです。
倒れないような工夫をした上で車載しないと悲惨な目に会います汗
その点カセット式であれば固定されているので安心です。

なお、1位から4位まではクレソンジャーニーでは標準装備のものですが、トイレは標準装備ではありません。
中には「絶対車内で排泄しない!」というユーザーもいますから、標準装備から外したのでしょう。

第6位 FFヒーター

【寒い日も暖かく過ごせる冬の必需品】

6位は「FFヒーター」です。

これは冬の車中泊では必須装備です、この順位になってしまったのは上位が強者揃いということと、温暖な静岡県民の私の裁量でつけた順位だから、でしょうね。
私が北海道民であればエアコンと順位が入れ替わっていたに違いありません。

冬もエアコンのほうが温度調整がしやすい面がありますが、やはり電力消費が気になってしまいます。

その点FFヒーターは燃料を燃やして温めるので電気を食いません。
燃料消費も気にならない程度なので、電源が確保されない状況ではFFヒーターの方が安心して使えます。

下位は オプション装備という結果に

第7位 200Wソーラーチャージャー

【さりげなく充電してくれるのが嬉しい】

7位は「200Wソーラーチャージャー」です。

日が照っていれば勝手に使われるので「使用頻度」で2位、災害時に貴重な電力を生み出せるということで「いざ!という時役立つ度」で3位につけました。

しかし使ってる感に乏しく、なければないでもさほど困らない装備です。
私の場合、家で駐車中は電源繋ぎっ放しなのでソーラー発電のありがたみもないですし。

でも「あって良かったな」と思える時は、夏場に冷蔵庫が稼働していてもサブバッテリー残量が減っていない(むしろ増えてる)時ですね。
この時ばかりはソーラーパネル付けてて良かったな〜、と思います。
ただ冬場はほとんど役に立ちません。

第8位 サイクルキャリア

【どこでも自転車に乗れるのは楽しいです】

8位は「サイクルキャリア」です。

サイクルキャリアは自転車趣味がない人には全くもって不要でしょうね。
最近では観光地のレンタサイクルも普及してきているので、「自分の自転車で走りたい」という気持ちが抑えられるのであれば、わざわざ持っていく必要もありません。
(つまり私はその気持ちが抑えられなかった人、ということです)

でも遊びのクルマであるキャンピングカーに自転車が載せてあると、より一層「楽しんでる感」が溢れ出ます。
それが良いところかな?

第9位 テレビ

【昔なら大活躍!だったのでしょうが・・・】

9位は「テレビ」です。

昔であればテレビはもっと上位に来たのかもしれませんが、今はインターネットでなんとでもなる時代です。
PCやタブレット、スマホがあればAmazon Prime Video で映画は観れます。

とは言ってもあくまで私の主観で決めたランキングですからね。
普段からテレビ依存してない私(ネット依存はしている)だとこの順位です。

移動中の子どもを黙らせるキラーアイテム?としては重宝しています。
あと大晦日、NHK紅白歌合戦を鑑賞するときですかね。

第10位 サイドオーニング

【キャンピングカーらしい装備ですが・・・】

そして最下位の10位になったのは「サイドオーニング」です。

全ての項目で9位、10位で6点という低得点になりました。
付けようかどうか悩んでいる人は、「なぜ付けたいと思うのか?」を自分に問いかけてみてください。

「外で過ごすときの日除けとして」であれば、ほとんどその効果を示さないことの方が多いです。
日除けが重要であれば、キャンプ用のタープを取り付けて使用した方がよほど効果的です。
そもそも車中泊メインとなるキャンピングカーでは、外で過ごすことがほぼありません。

キャンプ場で使うときも、「急な突風吹かないかな?」と不安に駆られます。
サイドオーニングは強風に煽られるといとも簡単に壊れます。
壊れたら自走不可能となりますので、その後の対応が非常に面倒でしょうね。

ただ、「キャンピングカーらしい装備だから!」と思っている人は取り付けるメリットがあるかな?と思います。
サイドオーニングが付いていることで、たとえ機能性に乏しくても満足感が得られます。
せっかくキャンピングカーという高い買い物をするのだから、これぐらいは自分へのご褒美と思ってつけてもいんじゃないかな〜?
実際広げた時の満足感は高いので、私は使用頻度が少なくても付けたことに後悔なんてもちろんしていません。

【キャンプ場だととっても映えます】

標準と オプションの違いの理由が分かった気がする

10個の装備を順位をつけて並べてみると、ポータブルトイレとFFヒーターの順位が変われば、クレソンジャーニーの標準装備とオプション装備の境と一致する結果となりました。

ナッツRVは「なくても困らないけどあったら便利そうだ」、「いる、要らないが半々」といったユーザーの意見を反映して、そのような装備は標準から外してその分価格を抑えているんでしょうね。

「なんでキャンピングカーらしい装備のサイドオーニングがオプション設定なの?」
と購入時は疑問に思いましたが、実際使ってみて「なるほど」と腑に落ちました。

逆にそういった装備を標準にして贅沢仕様で売り出しているのがバンテックのZiLシリーズですね。
「リアラダー」、「シンク一体型ガスコンロ」、「シャワー」、「カセットトイレ」、「サイドオーニング」がZiLでは標準装備ですが、私だったらオプション設定にして少しでも安くしてもらったほうがいいかな?と考えます。
つけたい人はきっと全部選択するでしょうから。

以上、「キャンピングカーに付いてて良かった装備」としてノミネートした10個の装備品について、私の主観によるランキング形式でお伝えしました。
キャンピングカー購入で悩んでいる方や、これから後付けしようと思っている方の参考になれば幸いです。

それでは皆さん、Have a nice day !