皆さんこんにちは、シンです。
9月9日〜12日の3泊4日で岐阜県北部・奥飛騨を旅してきました。
大きな目的として道の駅スタンプ収集があり、岐阜県はほとんど手付かず状態。
行きにくい奥の方から集めていこう、ということで奥飛騨に行くことにしました。
2022年9月9日(金)【通算87泊目】
普段は出発前日までに荷物を詰め込んで準備万端にしておくのですが、今回は天候不順で雨続き。
結局出発直前に詰め込む慌て振りようでした。
(案の定忘れ物がありました・・・)
今回の行き先が奥飛騨なので行きの車中で予習。
2017年に大ヒットした「君の名は」の舞台の糸守町は架空の町ですが、飛騨古川あたりをモチーフとしています。
3年の時空を超え、迎えた結末は・・・。
もう号泣モノですね、御涙頂戴的な映像にめっぽう弱くなりました。
いや、もともと弱かったです笑
東海北陸道を通っていけば、3時間ちょっとで白川郷あたりまで来られます。
1泊目は「道の駅 飛騨白山」です。
ここは24時間利用可能な足湯があります。
2022年9月10日(土)【通算88泊目】
前日の天気予報では怪しい予想でしたが、蓋を開ければ雲一つない快晴でした。
この季節の天気はよく分かりませんね。
娘は最近運転席に興味津々、助手席にも座りたがります。
ここのスタンプはまだ営業時間前なので帰りに寄って押すことにして、白川郷の合掌造り集落に向かいます。
悲運の武将・内ヶ島氏理と帰雲城
白川郷合掌造り集落の前に、通り沿いにある帰雲城跡に停まります。
このお城、天正地震という巨大地震で飲み込まれてしまったんです。
敵襲によって一夜にして絶命した武将・大名は数多いますが、地震で山体崩壊した土砂で城はおろか城下町も飲み込まれ、城主・家臣・住民に至るまで埋没してしまったなんて話、聞いたことがありません。
もちろん内ヶ島氏は全滅なのでお家も滅亡、運が悪すぎます。
城の名前の通り、雲になって天上界に帰っていったと言えばロマンがありますけど。
信長の野望でここに築城しても何のメリットもありませんが、内ヶ島氏を偲んで毎回築城してしまいます。
もちろん内ヶ島氏理を城主に任命してあげます。
世界遺産・白川郷の合掌造り集落
帰雲城址を見た後、世界遺産である白川郷の合掌造り集落に到着しました。
正しくは「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の中の荻町集落ですね。
それでもまだ早い時間なので、先に展望台までクルマで行きます。
ここは下から歩いて来ることもできますが、15〜20分の上り坂です。
一人ならなんともないですが、子どもを連れて歩くのはなかなか大変。
混む前にクルマで登ってささっと写真を撮るのが吉です。
展望台までの道は狭いところもあり、観光客で混雑しそうな時間にクルマで展望台まで上がるのは止した方がいいと思います。
この写真が撮れれば概ね満足ですけど、せっかくなので中も歩いてみましょう。
駐車場は(もちろん)有料で¥1,000です。
入場してから駐車料金を支払うと、帰りに機械に入れる券がもらえます。
帰る際、機械に表示された金額は¥3,000でした。
きっとキャンピングカーのサイズだと大型自動車料金になってしまうのでしょう。
でももらった券を入れるとちゃんとゲートが空きました。
観光地によってはキャンピングカー=大型車でまかり通っている所もあるので、ここは良心的です。
ちなみに駐車時に一番隅の駐車スペースに置かれたコーンを係員が退けて、そこに停めるよう指示されました。
おそらく一般車ではそのようなことはしないでしょう。
キャンピングカー乗りにとってこの気遣いがとても嬉しかったです。
2回目の「ちなみに」ですが、ここのトイレがまた素晴らしい。
トイレの写真をアップするのもどうか?ですが(結構してます汗)、とってもキレイでした。
国指定重要文化財・和田家
集落の中にお邪魔して散策開始。
暑いと言いつつも9月半ば、季節は秋です。
稲穂も黄色く色づき始め、ここの風景をより印象付けます。
そしてたくさんのトンボが宙を舞っています。
そんなトンボが止まったロープを背後から・・・
トンボを手で捕まえるなんて、なかなかすごいと思うのですが。
これが楽しかったのか、息子は合掌造りよりもトンボに夢中でした。
さて、せっかくなので建物の中を見学しましょう。
国指定重要文化財で、一番有名そうな和田家に入館しました。
合掌造りと言えば養蚕業。
この限られた土地しかない集落において農業だけではやっていけそうにありません。
そこで貴重な収入源として養蚕が行われたのでしょうね。
合掌造りのこの建物の半分はお蚕様のための居住スペースです。
で、さらにはこの蚕のフンを利用して作られていたものがあります。
それが焔硝、火薬です。
白川郷は狭い谷間の里ですが、金山銀山とこの焔硝により金銭収入を得ていたので、内ヶ島氏は案外とお金持ち豪族(大名)だったのかもしれません。
それにしても生活に合わせて合理化された住宅、無駄がなくて美しいです。
だからこそ世界遺産として登録されているのでしょうね。
道の駅 白川郷へ
荻町集落の散策を終えたら少し北にある「道の駅 白川郷」へ。
ここが中部道の駅スタンプラリーで一番北にある道の駅かな?
この道の駅の中には合掌造りの家の半分くらいを移築して、無料で見学できるようになっています。
ホントに人の知恵ってすごいですね。
草と木ですよ、これで豪雪地帯で過ごすことができるのですから。
合掌造りの建物ってこの茅葺の三角屋根が特徴ですが、1階部分ではその特徴が全く見えず、普通の和風民家なんですよね。
そのギャップも実際見学してみると面白いです。
飛騨古川の町はちょこっとだけ
来るまで予習?してきた飛騨古川ですが、ほとんど滞在していません。
できれば作中に出てきた飛騨古川駅やバス停などの聖地巡礼もしてみたかったですが、まあそこまで思い入れがある映画でもないので汗
飛騨古川による理由は1つ。
コロッケが食べたいから。
ここ飛騨古川には「ひだコロッケ本舗」というお店があります。
ここのコロッケが美味しいんですよ。
こちらに来るときはできる限り寄っています。
そして今回はもう一品、ソフトクリームも。
牧成舎というお店をGoogle Mapで探して食べてきました。
いい牛乳を使っているのでしょう、とっても美味しいです。
これはいいところを見つけました。
ソフトクリームとコロッケ。
甘いとしょっぱいのコンビネーションが完成しました。
車中泊地は「道の駅 奥飛騨温泉郷上宝」
高山市内の銭湯に入って汗を流し、スーパーで夕食の惣菜や明日の食材を購入。
ここから1時間30分ほど走って本日の車中泊地、道の駅 奥飛騨温泉郷上宝に到着。
この日は中秋の名月でしたが、生憎お月様は見られませんでした。
翌日は私の大好きな「平湯キャンプ場」でキャンプです。
それでは皆さん、Have a nice day !