皆さんこんにちは、シンです。
夏になると無性に山に登りたくなり、結果登山記事が増えてしまいます。
今回も登山に関連する「ファーストエイドキット」のお話です。
子連れ登山ならファーストエイドキットは絶対携帯すべき
普段生活している市街地と違って、山の中にドラッグストアや病院はありません。
怪我した時は自分で応急手当てをしなければいけません。
そこで重要なのがファーストエイドキットです。
怪我しないように行動すればいらない、荷物になって邪魔、とついつい軽視してしまいますが、子どもを連れていくとなるとそうも言ってられません。
そこで息子と登山を始めるのを契機としてファーストエイドキットをちゃんと携帯するよう心を改め準備しました。
ファーストエイドキットの中身
ファーストエイドポーチ
まずこれがないとキットと言えません、入れ物。
モンベルのファーストエイドバッグM(¥5,940)です。
って高いですよね〜。
入れ物はなんだっていいです、十字マークをつけておけば。
でもファーストエイドはいざという時に使える状態でなければ意味がありませんので、入れ物の防水性は重要ですよ。
防水性の高い生地が使われていて止水ジッパーで隙間からの浸水も防ぎます。
完全防水ではありませんが、防水性の高いザックの中に入れておけば落水しない限り大丈夫でしょう。
このポーチは開くとふた部分が簡易トレイとして機能するので、衛生材料を汚さずに置ける場所として使えます。
絆創膏
子どもにとって絆創膏は「魔法のテープ」、これを貼るだけで泣き止みます。
転んだりして泣いているときは血が出ていなくても絆創膏を貼ってあげましょう。
絆創膏には子どもの心を癒す効果があります。
いざという時に切らして困らないよう、数は要チェックです。
ガーゼ
絆創膏で収まらないような擦過傷・切創ともなるとガーゼが必要です。
滅菌ガーゼがベストですが創傷をある程度キレイにできないのであれば準清潔なものであればOKかな。
それもなければハンカチでも何でも構いません、創傷が野ざらしにしないことが大事です。(と言ってもあまりに汚いのはNGですよ)
消毒液
昔は毎日傷口を消毒していましたが、あれは自然治癒を阻害してるだけなのでダメです。
とは言っても受傷直後に関してはキレイな水で洗い流した後にちゃんと消毒することが大切です。
先ほどは準清潔なガーゼでも良いと書きましたが、キレイな水で流して消毒までできるのであれば滅菌ガーゼのほうがいいです。
包帯
ガーゼで傷を覆ったら創傷部位の保護のために包帯を使います。
テープ
ガーゼや包帯を固定するのに使います。
最悪テーピングテープでも事足ります。
テーピングテープ
突き指した時などに固定するのに利用します。
靴づれしやすい場所にあらかじめ貼っておくと予防できる、といった使い方もできので山では重宝されます。
三角巾
腕の骨折をしてしまったときに関節固定するために使います。
また包帯ほどの自由度はありませんが創傷部位の保護にも使えます。
ポイズンリムーバー
毒のある虫に刺された場合、速やかにこいつで吸引することで症状を和らげる効果が期待できます。
と言っても痒いなぁ、と気付いたときには時すでに遅し、かもしれませんが。
かゆみどめ
大人なら痒いのは我慢して耐えますが、子どもは耐えられません。
そういう時は絆創膏と同じく「魔法の塗り薬」で対処してあげましょう。
虫よけ
そもそも虫を寄せ付けないようにするのも大切です。
これはファーストエイドではありませんが、スペースに余裕があるのであれば入れておきましょう。
解熱鎮痛剤
出発時は元気だったのに急に熱が出た、なんてことも起こり得ます。
いざという時のためのもので、これを使うのであれば助けを求める覚悟も必要でしょう。
そうならないように出発前には入念なチェックと体調管理そして絶対無理は禁物、ですね。
内服薬
私は薬を飲んでいないので持っていないですが、常に内服している人は必ずファーストエイドキットの中に薬を収納しておきましょう。
というのも、いざという時にファーストエイドキットを開くのは自分とは限りません。
意識不明で倒れた時に助けに来てくれた人が開くかもしれません。
そんな時のことを想定して、ファーストエイドに使用する袋には白または赤の十字マークを付けておきましょう。
そこに内服薬があれば飲ませてくれるかもしれませんし、薬の内容から持病を想定して適切な対処を施してくれるかもしれません。
とても大事なことです。
外で遊ぶ時には常に携帯しよう
これらを収納してもまだ余裕のあるポーチです。
書き忘れましたが経口補水液の粉末も忍ばせてあります。
「飲む点滴」も堂々としたファーストエイドです。
さて余裕はあると言っても、それはこのポーチがそこそこ大きいから。
日帰り用に使用しているオスプレーのストラトス24に置いてみると・・・
相当場所取ります。
私は山に救助活動でもしに行くんか??ってサイズ感です。
でも子どもを連れて行くとなると省いていいものではないですから、ガワをサイズアップさせるしかないですよね〜。
まあそれはゆっくり考えよう、ほかの登山客のザックでも眺めながら。
そして登山に限らず出かける際には常に持ち運ぼうかと思います。
携帯型の救急箱ですね。
あとはせっかくモノが揃っていても正しく使えなければ宝の持ち腐れですから、使い方もちゃんと覚えておきましょう。
それでは皆さん、Have a nice day !