皆さんこんにちは、シンです。
暑い日が続いていますが溶けていませんか?
私は夏休み旅行でしっかり茶色くコーティングして易々と溶けない体を作ってきましたよ! ←スキンケアができない人間
以前、涼しくなったら通勤を電動アシスト自転車の Daytona DE-01 から SURLY cross-check に変えようかな?と書きました。
そこで秋から SURLY cross-check で快適な通勤ができるように、チェーン交換に挑戦してみました。
チェーンの交換タイミングって?
SURLY cross-check を購入したのが2017年11月なので7年弱経過しましたが、今回が初めてのチェーン交換となります。
そもそもチェーンの寿命ってどれくらい?どうなったら交換したほうがいいのでしょうか?
チェーンの寿命は走行距離3,000~5,000km
使い方にもよりますがよく言われているのが走行距離3,000~5,000kmという目安です。
これだけだといまいちイメージ湧きません。
そこで私の通勤に当てはめて考えてみると、往復25kmの通勤20日で500kmなのでだいたい6ヶ月から10ヶ月で寿命を迎える、ということになります。
毎日自転車で通勤するのであれば1年に1~2回はチェーン交換が必要、ってことになります。
案外高頻度での交換が必要だったんですね・・・、7年近く使い続けていました。
とは言ってもそんなに乗っていないので7年で走行距離3,000kmも疑わしいのですが。
チェーンの伸びを計測して交換を判断
チェーンの寿命というとママチャリのサビサビチェーンをイメージしますが、スポーツ自転車のチェーンは防錆処理がされているので余程でない限りサビサビにはなりません。
スポーツ自転車のチェーンの寿命とは、ほぼ摩耗によって伸びたことを指します。
チェーンの伸びについてはこちらで詳しく説明がされています↓
毎週ロードバイクでサイクリングが趣味の人であればサイコンやアプリで走行距離を管理しているでしょうが、通勤・通学や買い物メインの人で毎回走行距離を記録している人なんて少数派のはず。
だから走行距離3,000~5,000kmで交換と言われても分かりません。
チェーンチェッカーで伸びを計測
そこであると便利なのがチェーンチェッカーです。
チェーンチェッカーを用いてチェーンの伸びを確認することができます。
チェーンチェッカーはいろいろなメーカーから販売されていて値段もピンキリです。
でも「どの部分を計測しているか?」をちゃんと理解しないと、計測自体が無意味なものになってしまいます。
簡単に言うとローラーと呼ばれる部品の同じ面側で測ることが大事です。
値段で飛びつく前によーく見ましょうね。
上の記事で紹介されているペドロスも良さそうだなと思ったのですが、私が今回チェーン交換&チェックのために購入したのはコチラ、シマノ チェーン伸びチェッカー TL-CN42 です。
海外製のカッコいい工具に目が奪われがちですが我が国には「自転車界のインテル」と呼ばれ、スポーツ自転車向け部品のシェア率85%を誇るシマノがあります。
このシマノの作る工具もまた、自転車部品同等に高品質で定評があります。
例えばチェーンの伸びを測定するこの器具、先ほど書いた通りローラーの同じ面の距離を測定するのは当然として、他のメーカーのものとは明らかに違う部分があります。
それがココ。
この奇妙な二股の右側がバネの役割を果たして二股の左側を確実にローラーに押し当て、より正確な計測ができるという訳です。
スゴイです、シマノ。
実際に計測してみると・・・
では約7年もの間酷使しまくった(と言うほど乗っていないけど) cross-check のチェーンの伸びを計測してみましょう。
一番左側の突起が隙間に埋もれるようであれば要交換です。
はい埋もれました、交換しようそうしよう。
通りで歯飛びする訳だ。
ちなみにチェーンの状態は・・・
きったねぇ!
チェーンの交換に挑戦! ~前半~
古いチェーンを取り除く
チェーンの伸びも確認したところでいよいよチェーン交換に取り掛かります。
まずは今まで使っていたチェーンを取り除く作業からです。
チェーンを自転車から取り外すには、その輪っかを断ち切らないといけません。
もう捨てるだけのチェーンであればペンチで乱暴に破壊して取り外すことも可能ではありますが、そんな愛のない方法はいけません。
ちゃんとチェーンカッターという専用工具を使いましょう。
チェーンカッターも持っていなかったのでシマノ チェーン工具 TL-CN29 を購入。
これは9~12Sチェーンと対応範囲が広く、正確にチェーンを切ることができます。
チェーンカッターも憧れのパークツールをと浮気しそうになりましたが、最終的に質実剛健なシマノ製品に落ち着きました。
何でもそうですが、何か足を踏み入れるとメンテナンスのための道具が増えてしまいます・・・仕方ないよね。
切った瞬間のディレイラーが戻るはずみでチェーンが暴れないように、チェーンを抑える道具があると安全です。
こうしておくことでチェーンが右と左に分かれても大丈夫。
ペドロスのチェーンチェッカーだったら測定部の反対側の角でこの役割を果たすことができるので便利です。
(でもシマノのチェーンチェッカーとこのチェーンフィキサーのセットの方が安い)
ちなみにチェーンを「切る」と書いていますが、実際はピンを抜いてチェーンの輪を解除しているのであって、本当に切っているのではありません。
実は過去に一度だけチェーンを切ったことがあるんですが、その時は携帯工具についているチェーンカッターだったのでものすごく大変な思いをしました。
それでチェーンを切るのに嫌な印象を持ってしまいました。
でもこの TL-CN29 だとあの時の経験が嘘のように、ペットボトルのフタを取るより少ない力で切ることができました。
駆動部分の洗浄
せっかく新しくてキレイなチェーンを付けるので、その他駆動部分もキレイにしておきましょう。
後輪を外し、カセットスプロケットリムーバーとフリーホイールリムーバーの合わせ技でカセットスプロケットを取り外します。
取り外してみると・・・
どぎたねぇ~~~!
洗浄、洗浄!
フロントのチェーンリングをスパイダーから取り外して洗浄!
あとはリアディレイラーのプーリー、こちらはふたつともポイッ!
シールドベアリング仕様のデュラエースの高級プーリー導入を迷いましたが、たかが通勤程度で使うような代物ではないと思い、105標準のブッシュベアリングプーリーにしました。
パーツクリーナーで油汚れを落とし、そのあと食器用中性洗剤で洗って天日干しして乾かして。
乾いたら元に戻します。
あんなに汚かったカセットスプロケットが何と言うことでしょう。
新品同様の美しさを取り戻しました。
これで新しいチェーンを向かい入れる準備が整いました。
続きは後編で。
それでは皆さん、Have a nice day !