皆さんこんにちは、シンです。
今年35周年を迎えるキリン一番搾り生ビールがリニューアルしました。
9月1日に新ビール誕生!と缶のシルエットのみで宣伝していて、真新しいビールの登場に期待していたので、正直ガッカリでした。
リニューアルで、あの大々的に匂わせ感漂うPRはないだろ。
一番搾りの新旧を飲み比べ
まあでもキリンが自信を持って35周年のNew一番搾りを世に送り出したので、違いを確かめてみようかな。
たまたまドラッグストアに旧品が売っていたのですかさず購入。
製造年月日は2024年6月、リニューアル品が7月だから、製造日による差は最小限でしょう。(もちろん違いを感じる味覚は持ち合わせていない)
左が新一番搾りで、右が旧一番搾りです。
フォントの変更、レイアウトの変更、そしてKIRIN BEER のリボンの色が明るいゴールドになっています。
今回のリニューアルについてキリンではこのようにアナウンスしています。
ホップ配合と仕込み時の温度の見直しにより、雑味を低減させ、味わいのバランスを向上させました。また、「一番搾り」本来の麦の味わいが感じられるようになりました。
~35年目を迎える「キリン一番搾り生ビール」をリニューアル~ 2024/06/19
色は一緒ですね。
では飲み比べ。
ほ、本当だ~!
雑味が全然違う!麦の味がしっかり感じられる!
・・・なんて違いが分かるはずもない、と思ったのですがカミさんに協力してもらって「利き一番搾り」をしたら当てることができました。
味はほとんど同じですが新しいほうがキリッとしていたので、それが雑味が減ったということなのでしょうか。
現状に満足せずにあくなき挑戦をし続けることで35年も続くブランドとなり、その姿勢が大切ですよね。
生ビールに勝るものはなし
ちなみにこのキャンプ場(そう、キャンプ場でやっているのです)では一番搾りの生ビールを提供してくれます。
新一番搾りかどうかはわかりませんが、これがダントツで美味しかったです。
やはり生ビールに勝るものはないですね。
期待の新星、晴れ風
さて今後の進化に期待を持ちたいのが、今年登場したキリンビール晴れ風です。
そう言えば今年はこれが登場したんでした。
キリンはラガービールと一番搾りの2枚看板でしたが、これからは3枚目の看板にこの晴れ風を推していきたいんですね。(スプリングバレーはクラフトビールでちょっと高級ジャンルなので別枠)
この晴れ風、キリンとしては実に17年ぶりの新ブランドビールなんだとか。
一番搾り躍進の立役者
でも待てよ。
一番搾りが35周年でしょ、ラガーはもっと歴史あるし。
17年前に何かあったっけ?
調べてみました。
そうしたら2007年に「キリン・ザ・ゴールド」(以下ゴールド)というビールが販売されていました。
全く記憶にない・・・。
これも17年ぶりの新ブランドだったらしく、しかも2007年はキリン創立100周年というメモリアルイヤーに販売されたビールでした。(ちなみにこの17年前の1990年に産声を上げたのが一番搾りです)
「100年目の、これが新ビールだ!」
と会社の期待を背負わされた?ゴールドは麦芽100%を売りにしていました。
しかし登場してからたった2年の2009年に生産終了という短命ビールでした。
ネットで調べてみるとかなり低評価(まれに「美味しかったのに」の声も)で、キリンにとっては失敗作、黒歴史?
CMに起用された竹野内豊さんもお気の毒に、と感じてしまいます。
しかしゴールドの魂は一番搾りに引き継がれ、2009年から一番搾りも麦芽100%になりました。(一番搾りを麦芽100%にするとゴールドと被るから、この際統合しようとなったのでようね)
ブロ友の凸さん (id:totsuspo) さんから「一番搾りは麦芽100%になってから美味しくなった」と別記事でコメントをくれました。
つまり、一番搾りにゴールドの魂を吹き込んだことで、キリンがそして消費者が求めていた美味しいビールにたどり着いた、と言う訳ですな。
Okaさん (id:okatruck) さん、一番搾りが美味しくなったのは2009年ですよ!
晴れ風は飲みやすいけどしっかりビールしてる
話を晴れ風に戻します。
晴れ風の開発は若手社員を中心に行われたそうで、ビール離れが進む若い人たちにも飲みやすいテイストに仕上げてあります。
そう言われるとビール好きには敬遠されそうですが、飲んでみると確かに飲みやすい、でもしっかりビールなんです。
若手社員といってもそこはキリンビール株式会社、ビール好きじゃないわけがありませんよね。
若い人にもビールの美味しさを知ってもらいたい、という思いを込めて開発したのでしょう。
そしてビールといったら花見と花火。
今まで花見と花火大会でたくさんのビールが消費されましたが、社会情勢の変化でその花見と花火大会の存続も危ぶまれる時代になりました。
今度はビール会社側が恩返し、ということで晴れ風1本購入すると自動的に0.5円が全国の花見場所や花火大会の団体に寄付される取り組みがされています。
また缶のQRコードを読むと、特定の団体に0.5円寄付できます。
こういう発想も若い人ならでは、ですね。
麦芽100%、柑橘系の爽やかな香りの日本産希少ホップ「IBUKI」を使用し、酸味を抑えまろやかな味わいに仕上げた晴れ風。
今後もリニューアルしながら進化し続け、そのうち一番搾りのような定番商品になることを願います。
それでは皆さん、Have a nice day !