皆さんこんにちは、シンです。
2024年9月27日~29日の平湯キャンプレポVol.3 です。
Vol.2 はコチラ↓
平湯キャンプ場からバスターミナルへ
9月28日の朝、空は雲に覆われていました。
そして気温は15℃と涼しく、薄手のフリースを羽織ってちょうどいい感じ。


朝食はソーセージエッグ”チーズなし”マフィン。
チーズを買い忘れてしまいました。
スープはずっと気になっていたコストコのオニオンスープ。
これはなかなか美味でした。

この日の予定は上高地の散策。
食べ終わったら平湯バスターミナルまで徒歩移動です。
歩き慣れてる息子はご機嫌、娘は・・・なんとなくやる気満々笑

キャンプ場からバスターミナルまではずっと下りなのでそんなに大変ではありません。
平湯にはそれこそ私が今の娘くらいの頃(3歳)から通っている場所です。

バスに乗って上高地へ
平湯バスターミナルからは30分おきに上高地行きのバスが出ています。
片道大人¥1,500、往復チケットで¥2,800になります。
料金は長野県側・さわんどからと同一です。
そして行きのバスは濃飛バスではなくアルピコ交通のハイランドエクスプレスでした。

今回のキャンプ旅、娘が一番楽しみにしていたのがこのバス乗車です。
息子と同じく乗り物系が大好きな娘、おとなしく座っています。

大正池~河童橋を散策
終点の上高地バスターミナルまで行かず、大正池バス停で降車。
ここから河童橋までが今回のウォーキングコースです。

大正池と焼岳
大正池ホテル脇にある公衆トイレ付近から堂々とした焼岳が見えます。
焼岳から流れ出た溶岩により梓川がせき止められ、この大正池が作られました。
息子は「あのてっぺんに登ったのか~」と感慨深げでした。

大正池にはカモの姿も。

田代池まで進みます。
このように木道が整備されていて歩きやすいです。
息子は何かいないかと水面を見渡しています。

私も探してみたら・・・、いましたお魚。


上高地のように自然の要害で閉ざされた世界なのに昔の人が養殖のつもりで持ち込んだ外来種が幅を利かせて、もともと棲んでいたイワナは激減しているそうです。
何てことしてくれたんだと思ってしまいますが、今の価値観で語るのは良くありません。
当時の人の生活もありますし、そもそも自然保護の意識が今と違います。
開けた場所は大正池と焼岳のビュースポットでした。
雲がかかって焼岳がよく見えませんでしたけど。

田代池
大正池と河童橋の中間地点に田代池があります。

とてもキレイな水で、鮮やかな緑色の藻が印象的でした。

私のマネして藻の写真を撮っています。
おそらく裸眼でモニター見てますね。
親バカですけど登山をするようになって息子がシャンとしたように見えます。
少なくとも同年齢だった時の私より数倍カッコいい・・・(悔しいやら嬉しいやら)

田代池から川側と林側にルートが分かれるのですが、川側の木道が崩落しているようで通行止め、林側ルートオンリーとなっていました。

お兄ちゃんのおさがりフリースなのでちょっと大きい、でもそれがまた可愛く。
息子がピンクを選んでくれたおかげで娘に流せました。

田代橋
田代橋に到着。
河童橋と違ってこちらは空いています。


娘が「トイレ行きたい!」と。
幸いこの近くにトイレがあったので事なきを得ました。
娘も最近ではおもらしの回数が減ってきました、なぜかウンチは絶対オムツでするんですけど。
ウェストン碑
日本近代登山の父、英国人宣教師のウォルター・ウェストン。
日本アルプスというのも彼が呼び始めたのが始まりです。
上高地では彼の功績を称え、毎年6月にウェストン祭が催されています。
同様の祭りが全国6か所(上高地含む)で行われているというのもすごいことです。

この近くに広場があるのでここで休憩にします。
大正池から河童橋まで大人の足なら1時間~1時間半ほどで歩けますが、娘のペースに合わせて歩いているのでゆっくりです。
おかげでいろいろ見ることができます。
広場からは六百山がよく見えます。

楽しみにしていた昼食
昼食はカップ麺
見出しで期待させてごめんなさい、昼食はいつも通りのカップ麺です。
でも歩いてカップ麺を食べる、これは娘が今回のキャンプ旅で二番目に楽しみにしていたことなんです。
カップヌードルを買ってから、「いつ赤いラーメン食べるの?食べるの楽しみ。」とずっと言っていましたから。
全員カップヌードルのつもりでしたが、息子が御嶽山で食べたカップスターをいたく気に入ったようで。
ひとりだけ違うと娘が「にいにだけ違うね」としつこく言いそうなので私もカップスターの旨塩にしました。

さすがに4人分となるとアルコールストーブでは火力不足。
久しぶりのMSRウィスパーライト・インターナショナルの出番です。

3分待っていただきます。
娘はきっとこの味を忘れないことでしょう。

ついでにデザートタイム
本当はゴールしてからデザートとコーヒーと思っていましたが、間違いなく河童橋周辺は混んでいて、ストーブでお湯を沸かすのもはばかられる。
ここなら落ち着いてコーヒーを飲むこともできるので計画を前倒し。

デザートはたこまんの蜜芋どら焼きとマロンクリームの大砂丘。
息子とそれぞれ半分こしていただきました。

ウェストン碑〜河童橋
食べたので河童橋に向けてラストスパート。
なんだかんだ頑張って歩く娘、この1ヶ月でよく歩くようになりました。
これならディズニーでもベビーカーを借りなくて済みそうです。

ようやく到着、河童橋です。
明神岳の山頂は雲に隠れていますが、それでも堂々とした山容です。

橋を渡ればゴールですが、橋の手前の河原で遊びだします。

息子は石を積み始めました。

ものすごく小さな石(砂粒?)を載せて10段積み上げました。
あの世でこんな罰を受けなくて済むよう、私より先に逝ってはダメだよ。
私も長生きは程々にしないと。

石遊びが終わりそうにないのでひとり先走ってゴール。

河童橋付近でのご褒美
ゴール地点にはご褒美が待っていました。

Mサイズ1杯¥1,000です、高いと思っても手が出てしまう不思議。
松本ペールエールは爽やかでフルーティなテイストでした。
この美しい自然景観で飲むビールのうまいこと。

ビールを飲んでいると子どもらも到着。
パパだけズルい、ってことでソフトクリーム。

上高地でソフトクリームといえば徳沢園ですが、河童橋から歩いて2時間です。
とてもそこまで娘は歩けそうにないのでここで食べました。
それでも濃厚な牛乳の味の美味しいソフトクリームでした。

どうして子どもってこうなるんだろ。

あんバターサンドも気になったので購入。
こんなバターの塊、贅沢ですね。

前穂高へ続く岳沢
河童橋から岳沢の眺め。
あの谷間の牧歌的な景色の先には岩場の急登が待ち受けています。
その急登を登り切ると前穂が現れます。

奥穂と北穂は登頂しているのであとは前穂と西穂です。
しかし前穂から西穂の間にはジャンダルムという超難関で危険極まりない難所があります。
なので西穂は新穂高ロープウェイを使って単独登頂として、前穂〜北穂のプチ縦走がいいかな、と思っています。
ソロで制覇か、息子が大きくなってから一緒に制覇か、どうしようかな?
そうこうしてるうちに息子に先を越される、という可能性も十分にあり!?

どうでもいい話ですが、穂高を冠する4つの峰(穂高四兄弟と言ったりします)を私は勝手に北斗四兄弟に重ねてしまいます。
一番高い奥穂が長兄ラオウ、二番目に高い北穂がトキ、三番目に高く上高地から見ると先頭に位置する前穂がケンシロウ、1座だけ3,000mに満たずにジャンダルムで隔離された西穂がジャギです。
そしてラオウの奥穂とトキの北穂の間にありながら、穂高の名を付けられなかった涸沢岳が、実力がありながらも北斗神拳を継承できなかった北斗琉拳のカイオウ。
そう思いながら眺めると胸熱になるんです。
ね、どうでもいい話だったでしょ。
上高地バスターミナルから平湯へ
さて戻るとします。
河童橋から上高地バスターミナルまで余韻に浸りながら歩き到着。
こちらのソフトクリームの方が安くてコーンもワッフルコーン。
次はこっちで食べようかな。

バス待ちの娘。
隣の外国人(インド系?)の女性が写真を撮っていいか?とジェスチャーするので、OKと。
娘は恥ずかしくて逃げました。
上高地を訪れる人の半分くらいは外国人でした。

帰りは濃飛バス。
アルピコのハイランドエクスプレスもいいですが、奥飛騨といったらこの濃飛グリーンです。

これで楽しみにしていた上高地散策終了。
皆満足で息子は「来年も来たい」と。
平湯キャンプ&上高地散策、これがパターンになりそうです。
それでは皆さん、Have a nice day !