【スーパーカブ】「走るだけ」から「モノを運べる」乗り物へ、スーパーカブ50に取り付けるラゲージボックスを考える

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こんにちは、シンです。

強烈な寒波で大雪に警戒するよう呼びかけられていますが、浜松はそれでも雪は降りません。
ありがたいことです。
でも路面凍結には注意です。
雪予報の地域にお住まいの方はどうか身の安全を第一に。

さて、スーパーカブ50に乗って楽しいのですが何も運べないのはストレスです。
なのでモノを運べるようにしたいと思います。

カブ系は収納力ゼロ

カブというと真っ先に思い浮かべるのが郵便配達、新聞配達のビジネス用途。
だから収納力はあるだろうと思われますが、ノーマル状態では積載能力(キャリアがついてる)はあるものの収納力はゼロです。

左右サイドカバーに若干のスペースはありますが、左は主に書類入れ程度で右は収納スペースとして機能できません。
開けるのにもプラスドライバーが必要、ツメがあるので頻繁に開け閉めしていたらツメを折る可能性もあり実用的とは言えません。

左サイドカバーを外した状態

スクーターとかはシート下にヘルメットが入るほどのスペースがあるので、仕事帰りに買い物したらそこに入れることができます。
カブ系のシート下は燃料タンクなのでそのようなスペースはありません。

ヘルメットホルダー、ちょっと使いにくい

一応レッグシールドの左内側にコンビニフックがあって、ちょっとしたものならかけられるようになっています。
これがノーマル状態での貴重な収納・積載装置です。

左側だけにあるコンビニフック

スーパーカブは収納量のポテンシャルが極めて高い

ただそれはノーマル状態でのこと。
取り分けスーパーカブにおいては収納力のポテンシャルは極めて高いという特徴があります。

前述した通りにリアには標準でキャリアがついているので、ここにラゲージボックスの装着が可能です。
旭精機やMRDの集配用キャリーボックス、通称”郵政ボックス”を搭載すれば最大148Lもの収納量を得ることができます。

キャリアはノーマルカブでこのサイズ、プロカブはさらに大型のキャリアが付いている

そして後輪両サイドにもボックス取り付けが可能です。

以上は容積の差こそあれどんなバイクでもできることだと思います。
スーパーカブがすごいのはまだ収納スペースを増やすことができることです。

フロントキャリアを取り付けて前カゴを増設することが可能です。
普通のバイクで前カゴがあったら危険でカッコ悪いですが、スーパーカブだと何故かカッコ悪さは消えて可愛く見える不思議(危険性は変わらないかな?)。

そしてスーパーカブのアイコンでもあるレッグシールド、この裏側(ライダー側)にラックが装着可能です。
この収納スペースが得られるのは何かと便利そうです。

あとこれは収納量ではなく積載量アップですが、カブ系にはベトキャリ(ベトナムキャリア)というカスタムパーツがあります。
バイク社会であるベトナムで開発されたためベトナムキャリア、両膝の間のスペースに荷物を取り付けられるようにできるキャリアです。

これの派生系で平の部分を広げた”弁当キャリア”というのもあります。
こちらの方が置いた時の安定性が良さそうです。

このようにスーパーカブは前・中・後に多くの荷物を収納・積載するポテンシャルを有しています。

まずはリアのラゲージボックス装着

とは言っても前カゴの容積は標準サイズで11L、フロントバスケットは小物程度、ベトキャリは最終手段。
リアのラゲージボックス装着が第一選択となります。

数ある中で候補に挙げたラゲージボックスは

  • ホンダ純正 ラゲージボックス
  • ホンダ純正 ビジネスボックス ワンタッチロックタイプ
  • JMS NEWラゲージBOX L セキュリティー仕様
  • JMS NEWラゲージBOX M セキュリティー仕様
  • JMS 一七式特殊荷箱(中)
  • 旭精機 集配用大型キャリーボックス

です。
前提条件としてボックス形状がスクエア型であることです。
流線型なのは収納効率が劣るので却下しました。

ホンダ純正 ラゲージボックス

多分カブに一番似合うボックス、通称”鉄箱”です。
容積は39Lと少々小さめですが候補中唯一のスチール製です。
ホワイトは艶あり、黒は半艶で質感が際立ちます。
頑丈というメリットの代わりにガタガタうるさい、錆びるというデメリットがあり、特に白は錆跡が目立つのが難点です。
カギは共通タイプなのでセキュリティー面では不安に感じます。
価格は別売りの取り付けステー含めて¥17,820になります。

ホンダ純正 ビジネスボックス ワンタッチロックタイプ

一番コスパが良いのはコレかなと思います。
容積は58Lとたっぷり入ります、材質はAES樹脂製。
カラーはグレーのみです。
ワンタッチロックタイプは専用キーなのでセキュリティーは高め。
価格は別売りの取り付けステー含めて¥16,390になります。

JMS NEWラゲージBOX M セキュリティー仕様

(Amazonで取り扱われていないのでヤフーショッピングで)

準純正と言っていいほど装着率の高いボックスになります。
交番のカブを見るとこのボックスにPOLICEと書かれています。
容積は49Lで十分な大きさ、材質はFRPです。
カラーは白と黒の2色です。
共通カギの標準タイプより¥2,000高いセキュリティー仕様だと専用キーになりセキュリティーが高まります。
価格は¥22,000になります。

JMS NEWラゲージBOX L セキュリティー仕様

こちらはLサイズで容積は65Lの大容量です。
サイズ以外はMサイズと同じです。
価格は¥25,300になります。

JMS 一七式特殊荷箱(中)

クロスカブの公式オプションカタログにも掲載され、クロスカブならこれに決まり!というボックスです。
もちろんスーパーカブにも装着可能です。
容積は43Lでクロスカブのキャリアサイズにジャストフィットです。
材質はFRP。
カラーはカーキとグレー、そしてサンドカラー(黄土色?)の3色。
カギは専用キーでセキュリティーは高め。
価格は¥28,600になります。

旭精機 集配用大型キャリーボックス

通称”郵政ボックス”です。
ボックスの高さを3段階に調節でき、容積は最小110Lで最大148Lという特大サイズ。
材質は耐衝撃性ポリプロピレン樹脂です。
カラーは白(未塗装)、赤、白でフタだけ別色のもの3タイプの計5色展開です。
カギはおそらく共通カギなのでセキュリティーは低めかな?
価格は一番安い白(未塗装)で¥46,750になります。

選んだのはJMS NEWラゲージBOX M セキュリティー仕様

結果、私が選んだのは JMS の NEWラゲージBOX M セキュリティー仕様の白でした。

郵政ボックスはさすがに大き過ぎ、本気で詰め込んだら登り坂でウィリーしそうです。
ホンダ純正のビジネスボックスはチープすぎるかな?
この2つは消去法で外されました。

残りの4つから選ぶのが非常に難しく、素材を選ぶか、容積を選ぶか、デザインを選ぶか、で悩みました。
素材ならスチールのホンダ純正ラゲージボックス、でもセキュリティーが不安なのとあともう少し容積がほしいところ。
容積なら JMS NEWラゲージボックスL、でもここまで大きいと車体とのバランスが・・・。
デザインなら間違いなく一七式、これで材質がスチールなら文句なしでした。
一七式の難点は白、黒の設定がないことでした。

これら一長一短を見たときに JMS NEWラゲージBOX M は一長もなければ一短もない、ある意味中途半端な、そしてある意味バランスが取れたボックスということでコレに決めました。
色は黒だと傷が目立ちそうなのと夏場暑くなるかな?と思って白にしました。

箱の入った箱が届いた

これで仕事帰りにスーパーに寄って買って帰るには十分な収納力を獲得することができ、移動するだけの乗り物から物を運べる乗り物に変身します。

取り付けた様子はまた後日。
それでは皆さん、Have a nice day !