【キャンピングカー】もしナッツRVキャブコンの今のラインナップから選ぶとしたら?

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こんにちは、シンです。

先日名古屋キャンピングカーフェア2025 SPRING にお邪魔しましたが、現在所有している型式KDYのカムロード・クレソンジャーニーに大きな不満がないため、キャブコンに関しては真剣に見るモチベーションがイマイチです。
それでも今回はコスパ最高を謳うナッツRVの JolyBee がお披露目されたので、これだけは注目して見てきました。

JolyBeeをみて感じたこと

まずJolyBeeの外観ですが、Beeの車名から分かる通りミツバチがデカデカと描かれています。
これは賛否分かれると思いますが、私は「かわいいじゃん」と肯定派です。

ナッツRV:JolyBee

中に入って感じたことは、全体的にクレソンジャーニーより詰められていること。
これは寸法データの通りです。
クレソンジャーニーより幅を12cm狭めたのが Jeepney、その Jeepney の全長を20cm短くしたのが JolyBee といった具合です。
しかしよく使うところは極力削らないようにスペースが確保され、狭いと感じさせないような工夫が感じ取れました。
なので慣れてしまえば妥協できる気がします。
2段ベッド仕様のType W には下の写真の通りマルチルームも備えています。

テーブルの柄はさておき、車内は思ったより狭くはない

JolyBee と Jeepney に関しては車幅が狭められた分、ベッドの長さが犠牲となっています。
身長が175〜180cm以上の人だとつっかえてましまうのでバンクベッドに斜めに寝ないとダメでしょうね。

ただ、JolyBee Type W で私が無視できない問題と感じたのは、後部トランクの右側に扉がないことです。
ここに扉がないと右奥に入れた荷物を取り出すのに一苦労。
手前にあるものを全て出してからじゃないと取り出せません。

右側にはマルチルームの扉しかない

奥に入れた荷物の取り出しが課題

こういうこと

この問題は後部扉をオプション注文 (5.5万円) することで解決できると思います。
しかし私のようにサイクルキャリアを取り付けたい人にとっては、オプション後部扉&サイクルキャリア装着が可能かどうかは確認したほうがいいでしょう。
Jeepney は右側にも扉が標準で付いているのでこの問題は起きません。

JolyBee に限ったことではありませんが、収納能力で言えば後部 (セミ) ダブルベッド仕様のType X が一番優れています。

ナッツRV:JolyBee Type X

Type X は四方から荷物を出し入れできる

Type X の問題はマルチルームがないことです。
後部ダブルベッドが欲しいけどマルチルームも譲れない、なんて人はクレア5.3X までグレードアップしなければいけません。
4WDディーゼルターボのエボリューションで税込1,204万円・・・

KDYクレソンジャーニーとの価格差

私が乗っているKDYクレソンジャーニーと 現在ナッツRVで販売されているキャブコンの価格を比べてみました。
できるだけ条件を揃えるためType W で4WDディーゼルターボ、充電システムはエボライトです。
クレアだけはエボライトがないのでエボリューションでの比較です。

JolyBee と Jeepney は善戦しているようにみえますが、FFヒーター、MAXFANはオプション扱い。
両方を装着するならプラス35万円です。
クレソンジャーニー以上はFFヒーターとMAXFANが標準装備になっています。
KDYのクレソンジャーニーもこの2つが標準装備ですから、今となっては価格の低さが際立ちます。

もちろん型式GDYは値段が高くはなりましたが、安全性能が高められ、6AT、LEDライト、低燃費、後輪ダブルタイヤと車両自体が性能アップしています。
それらによる価格上昇分がおおよそ200万円といったところです。
それを高いと思うか妥当と思うか、です。

タイヤコスト、負荷能力の比較

上でKDYとGDYの違いに後輪がシングルタイヤかダブルタイヤか、の話が出てきましたので、双方でどれくらいのコスト差および負荷能力差があるのか調べてみました。

シングルタイヤのクレソンジャーニーはミシュラン・アジリスキャンピング215/70R15 が標準装備されていました。
しかしこのタイヤは販売終了となっているので、ここでは仮にヨコハマタイヤのCP規格の「BluEarth Camper」で比較します。

またスタッドレスタイヤに関して私が知る限りCP規格のものは見たことがありません。
なのでLT規格のもので比較しますが、ここは仮に現在私が使用しているものの新バージョン、ダンロップ・WINTER MAXX LV01 for LT で比較します。
価格は価格.comの最安価格で検証です。

当然シングルタイヤのほうがコストは安い

結果はこうなりました。

サマータイヤとスタッドレスタイヤの合計金額を見るとシングルとダブルでは約5万円の差になり、確かにダブルタイヤはコストがかかります。

でも4、5年使用するとした場合の1年あたりのコスト差は1万円~1.2万円程度、さらに月単位にすれば800〜1,000円程度です。
タイヤ6輪という響きのインパクトで高いと思っていましたが、月単位での負担額に換算すればそれほど高いものではないと思えてきました。

ロードインデックスの高いタイヤなら大丈夫では?

ただ最大負荷能力5,200kgも必要かどうか。
確かにシングルタイヤでのバースト事故はありますので、ダブルタイヤが求められていた時期がありました。
しかしその頃はCP規格のタイヤが販売されておらず、ロードインデックスが高いタイヤというのもあったのかなかったのか、です。

CP規格のアジリスキャンピングが国内でも販売されるようになり、ロードインデックス109で最大負荷能力4,120kg、過去のシングルタイヤとは違います。
私のクレソンジャーニーの車両重量は2,880kg、そこに家族4人で荷物積んでも3,200kgを超えることはまずないでしょう。
なのでシングルタイヤでも900kgほどの余力があります。

900kgといったら軽自動車1台分くらいです。
多いに越したことはありませんが、シングルタイヤでもCP規格でロードインデックスの高いタイヤを履けば十分だと私は思います。
当然空気圧の調整はじめタイヤの管理ができることが前提ではありますが。

もし私が今のラインナップから選ぶとしたら

選択肢が・・・ない

お金さえあれば当然クレア、2段ベッドではなくてダブルベッドの5.3X がいいかな。
そしてハイパーエボⅢにします。
4WDも譲れませんので車両価格は税込1,347万円。
お金があればね。

でもそんなに潤沢な資金はありませんので、現実的にはクレソンジャーニーも脱落して、JolyBee か Jeepney の二択です。
使い勝手を考えたら Jeepney だろうなぁ、と思います。

ただ両車ともFFヒーターとMAXFANはオプションで、この2つは付けたいのでプラス35万円上乗せされ、最終的な支払い総額は2WDにして価格を抑えたとしても1,000万円は超えるでしょう。
結論として今の価格では我が家に選択肢はありませんでした泣

つくづくタイミングが良かった

じゃあバンコンにしたか、というと多分家族4人では狭いから選びません。
デリカD:5に乗っていたからトレーラーという選択をしていた可能性が高かったでしょうね。
でもそれはそれで運転に自信がなく、結局諦めていたかな?
残る選択肢は中古車ですが、価格高騰で中古でも高いです。
個人売買なら価格は抑えられますがリスク回避のスキルが求められ、私には難しいでしょう。

だから「あのタイミングで買ったのは正解だった。」とつくづく思う訳です。
キャンピングカーショーに行くと毎回感じます、むしろこの安堵を得るために行ってるといっても過言ではありません笑
もしもこの安堵を脅かす存在が出てきたなら・・・家計的に危険だな。

それでは皆さん、Have a nice day !