こんにちは、シンです。
9月12日〜14日の2泊3日で山梨・長野へお出かけした前回記事の続きになります。
茅野市尖石縄文考古館で国宝の土偶を見る
山梨県北杜市のべるがを出たのが13時過ぎ。長野に回ってりんごを買えばその日のうちに帰宅もできましたが焦る必要もないので予定通りもう1泊、その代わり道草して帰ろう、と。
晴れてれば子どもが遊べる公園でよかったのですが、9月13日は雨が降ったり止んだりの天気。公園遊びは諦めてお勉強タイムにしました。たまには良いよね。
候補は北杜市から諏訪湖あたりにある博物館のような施設に絞りました。調べると韮崎から茅野にかけて縄文時代の考古学博物館が複数ありました。そのうちのひとつが茅野市にある茅野市尖石縄文考古館です。
中学生の頃、「尖石遺跡→縄文時代」と遺跡名とその時代を結ぶ暗記はしました。たしか茅野市という地名もつないだ気もします。でもその程度で、あくまでテストで点を取るための記憶であり、学習したうちには入りません。
30年の時を経て、ようやく学ぶ機会が訪れました笑
よし、ここに決めた。
正直このような施設は閑古鳥が鳴いているでしょう、とたかを括っていましたが思いのほか車が停まっていて第2駐車場じゃないと停められませんでした。建物は改装中でブルーシートがかけられていました。
入場料は大人￥500、小中学生以上￥200ですが、2025年10月1日より大人￥600、小中学生以上￥300に値上げとなっています。
入場すると大きな土偶の模型がお出迎え。
この2体の土偶の模型はここ茅野市の遺跡で発掘され、国宝に指定されたものです。そして実際にこの博物館ではこの国宝2体の本物が展示されています。
縄文のビーナス
まずは「縄文のビーナス」と呼ばれるコチラから。
昭和61年 (1986年) に出土し、国宝には平成7年 (1995年) に指定されました。今から4,000〜5,000年前のものだそうです。
モデルは妊婦さんです。狐のお面のような顔は見ているうちにかわいく感じられるようになります。頭頂部の渦巻の正確性が見事という他ありません。
仮面の女神
そしてもう1体が「仮面の女神」と呼ばれるコチラ。
平成12年 (2000年) に出土し、国宝には平成26年 (2014年) に指定されました。今から約4,000年前のものだそうです。
逆三角形のお面がかっこいいです。これでなぜ女神？と思いましたが、よーく観察すると確かに女神でした。
出土した様子を再現した展示がありましたが、地面掘ってこんな感じで出てきたら興奮するでしょうね。ロマンがあります。
この土偶というものがどのような目的で作られたのかはまだ解明していません。全国で約15,000体ほどが出土し、主に東日本で見つかっているようです。
たくさんの土器が展示
この施設の展示の大半が縄文土器でした。
写真にある大きな土器を焼くための窯はどうしたんだろう、と思ったら窯は使わず野焼きだったんですね。
歴史で必ず習う黒曜石
息子が注目してたのは黒曜石。
授業で習ったのか、そこら辺の黒い石を見ると「あれは黒曜石かな？」と言います。これが本物の黒曜石です。
縄文文化で遊ぶ
娘は木で火種を起こす道具を体験。グリグリした後に木の棒を触ると熱くなっていて摩擦熱を感じることができます。
そしてパズル。結構難しいです。
できた。
息子は土器のパズル。これがとても難しく、ヒントなしではできませんでした。
実際に出土した土器を合わせていく作業ってものすごく難しいことだと思いました。
こんな感じで完成です (息子がやっていたのとは別のもの)。
こんな感じの施設でしたが、想像していたよりも面白かったです。そして思っていた以上にお客さんが入っていました。一度は行ってみるのも良いかもです。国宝を見ることができますしね。
美味しいジェラート屋さん「PICCO」
おやつの時間なので近くにあったジェラート屋さん、PICCOへ。
ここは過去に一度寄ったことがあるお店です。
ひとつの味をたくさん食べられるシングルか、ひとつの量は減るけどふたつの味を楽しめるダブルか。もしくはトリプルか。
私は苺ミルクとブルーベリーヨーグルトのダブルを注文。
人気のあるお店だけあってとても美味しかったです。
気持ち良い下諏訪温泉「遊泉ハウス児湯」
お風呂は下諏訪温泉、遊泉ハウス児湯にしました。下諏訪の温泉は熱湯が多いのですが、ここの露天風呂はぬるめにしてくれてあるので熱湯が苦手な娘でも入ることができます。
道の駅「皆アルプスむら長谷」で休憩
お風呂から出たらこの日の車中泊場所まで移動です。
児湯を出る前にほっともっとアプリで経路途中にあるお店でお弁当を注文。
18時40分に予約をして到着したのは18時41分。私の腹時計はかなり正確です。
そして19時過ぎに道の駅「南アルプスむら長谷」に到着。
ここのトイレは最近できたのかとてもキレイでした。入ると南アルプスの絶景写真の壁に圧倒されます。
個室の方は気が休まりません笑
さて夕食です。
先ほどほっともっとで買った海鮮天丼です。コンビニ弁当と違い、注文が入ってから調理をするお弁当屋さんのほうがやっぱり美味しいです。
今回初めてクルマ旅でほっともっとのお弁当を食べましたが、これはアリですね。アプリで経路途中のお店を洗濯して注文予約をすれば待ち時間最短で食べたいお弁当が手に入ります。
お楽しみのぶどうパーティー
食後はお待ちかねのぶどうパーティーです。
シャインマスカット、クイーンニーナ (右上)、ナガノパープルにサンシャインレッドです。
食べた中で一番美味しいと感じたのはクイーンニーナでした。皮ごと食べられますがちょっと厚めで酸味もあるので、皮は食べないほうが私は美味しく食べられると思います。
サンシャインレッドは房落ちの小さなもの (ちゃんとしたのはとても高い) だったのでしっかり熟しておらず酸味が目立ちました。
同じく房落ちのナガノパープルも皮の味が強く感じられいまいちでした。やっぱりぶどうは実の大きなものを選びましょう。
初めて飲んだマツイウイスキー「大山ミズナラカスク」
ぶどうを食べ終えたら晩酌、と北杜市のスーパーで購入したマツイウイスキーの大山ミズナラカスク。鳥取で作られたウイスキーです。
北杜市に行って白州を買えないなんて泣
でもこれがなかなか美味しくて。
1本￥1,800とウイスキーとしては安く、アルコール度数から考えればコスパよく酔えるお酒です。
何年熟成させてるのかは未公表ですが、例えば10年とかなら大々的に10年とか書くでしょうから3年以上10年未満、色の薄さから3年以上5年未満？ってとこでしょうか。
香りが良く、口に含むと甘さが感じられ飲みやすいと思いました。
ぶどうをたくさん食べて、お酒も飲んで、果たして朝まで大丈夫だろうか？と一抹の不安を感じながら眠りにつきました。
続きは次回へ。
それでは皆さん、Have a nice day !
