こんにちは、シンです。
11月30日~12月1日にスーパーカブ50でお伊勢さん詣でをしてきました。そのことはカブログで書くとして (と、ちゃっかり宣伝) 、行った日にちに注目してください。
そう12月1日は月初め、朔日 (ついたち) です。まったく意識せずに計画していました。気付いたのは出発前日です。
ここで分かる人も多いと思いますが、分からない人はぜひ覚えておいてください。お伊勢さんの朔日参りという風習を。
朔日参りとは
月の最初の日にお参りすることを「朔日参り」と言います。その親分が元旦の初詣ってところでしょうか。「ついたち」を朔日と表記する前に、朔の字の意味は「(満) 月の逆」つまり新月です。昔は新月のことを朔、朔月などと呼んでいました。そしてその朔の日が新しい月 (新月) で、新しい月が立ったことから「つきたち」、転じて「ついたち」と呼ばれるようになったと言われています。
月が一旦「無」になるタイミングで月を切り替える、無から始まり無で終わる、昔の暦は神秘的ですね。現代じゃ使いづらい (システムの日計算が死ぬ) けど。
まあその朔日にお参りする風習が伊勢には残っています。特に八月の朔日は「八朔」といい、農家にとって収穫前の大切なお祈りをする日だったようです。柑橘のハッサクはこの八朔から取った名称です。
赤福の朔日餅
と言っても大して信心深くない私なんかは「よし、じゃあ1日にお伊勢さんへ行くぞ!」とはなりません。ニンジンがないと。そのニンジンになるのが伊勢名物・赤福が毎月1日に販売する「朔日餅」です。
朔日餅は事前の電話注文とWeb注文も受け付けていますが郵送はされません。入手するには伊勢まで行く必要があります。これでかなりハードルが上がります。きっと東海、関西以外に住まれてる方は一大決心が必要でしょう。東海でも浜松~掛川までかな、大井川超えると遠いと感じてしまうのでは?
朔日餅の入手方法
朔日餅は先ほど書いた事前注文の他に御在所SA上り線の店舗でも入手できますが、メインは何と言っても赤福本店での入手です。
本店では前日17時から列整理券の配布が始まります。ここで整理券を受け取り、当日は整理券に書かれた時間に来店して列に並びます。注意すべきは列に並べたからといって必ずしも入手できるとは限りません。売切れたらおしまいです。なので確実に入手したい人はとにかく早い時間帯の書かれた整理券を入手することです。しかし書かれた時間までに来店できなければその整理券は無効になるので、朝弱い人や寝坊グセのある人は少し遅めの整理券をもらったほうがいいかもしれません。
朔日餅を入手する列に並ぶ権利を入手する
店舗確認は基本中の基本
私の辞書に「1日に伊勢にいて朔日餅をゲットしない」選択肢はありません。立てた計画をあれこれ入れ替えて、17時前には赤福本店にいるように変更しました。
そして11月30日15時、2時間も早ければ余裕でしょと思ったら誰もいない。さすがに早すぎたかと思い店員さんに聞きました。
私: 「朔日餅の整理券もらうのにどこで並べばいいですか?」
店員: 「朔日餅は本店での販売ですので本店のほうへ向かってください。」
私: (???だから来たんだけど。)
そう、私が本店だと思っていたのは五十鈴川店でした。

本店はその前に素通りしたおかげ横丁にある激混み店のほうでした。
しゃーない戻るか、でもその前にここで赤福ぜんざいをいただいてからにしよう。

子どもの頃からぜんざいが大好きで、特に寒い季節にはたまりません。赤福の購入や飲食は五十鈴川店のほうが空いてておススメです。
行列に並ぶ
16時過ぎに本店に到着するとお店の横にある橋の上に列が形成されており、最後尾はちょうど橋を渡った先のところでした。ざっと100人くらいでしょうか。

その後も続々と人が来て、行列はどんどんと伸びていきました。そんな行列を見て不思議に思った観光客の若い女性が列に並んでる男性に聞いていました。
女性:「何の列ですか?」
男性:「朔日餅っていう——」
女性:「え?今からオールですか??」
若いって元気な発想でいいですね。でもそれじゃ爺さん婆さん死んじゃうから一旦帰らせてあげて。
かと思えば後方からは私と同業の人の生々しい職場の愚痴が聞こえてきました。どこも似たような問題抱えてるなぁ、そっちは大変そうだなぁ、私の職場はまだ恵まれてるわ、なんて思いながら聞いてました。
そんなこんなのおかげであっという間に1時間経過、まさにおかげ横丁だ。ありがとう、天然なお姉さんと同業の姉さん。
整理券配布は2つの列に
整理券を受け取る場所に近づくと、正しい表示は忘れてしまいましたが「早めお渡しの列」と「遅めお渡しの列」に分かれていました。早めお渡しの列は販売が始まる4:45-5:30と書かれた整理券、遅めは5:30~のほかに2つの時間帯が書かれていました。
詳しくは知りませんがあまり遅いと売り切れの可能性もあるのでは?それならば早めが安心だよねと思い、早めを選択しました。これでとりあえず列に並ぶ権利を得ることができました。

4:45-5:30の整理券にはこのように数字が振ってあり、4:30に番号順に並ばせてくれるシステムです。これにより4:30より早く来る必要はなく、親切なシステムです。ただし番号順に列を整理した後に来るとたとえ早い番号でも最後尾に並ばないといけないので4:30までの来店は守りましょう (実際は遅れても割り込みする人もいました)。
快活CLUB伊勢店で待機
翌日4:30までは待機時間ってことで、内宮から15分ほど離れた国道23沿いにある快活CLUB伊勢店で休むことにしました。

快活CLUB便利ですね。漫画ある、インターネットある、充電できる、シャワー&タオル貸出無料、飲み放題、ソフトクリーム食べ放題。それ以上何を望みます? (電子レンジがあればなおベター)


難点は漫画を読みふけって睡眠不足になることです。寝なければいけないのに目の前にはお宝が。どちらをとっても拷問です。

ついに朔日餅を入手
4:30から列に並ぶ

3:20に仮眠から覚め、コーンポタージュと中華スープで体を温めたらいざ出発。12時間パックの2時間を捨てなければいけないつらさも朔日餅のために受け入れるしかありませんでした。
国道23は数台しか走ってなくてあの広い道路を独り占めできました。内宮の宇治橋鳥居前に駐輪場があり、二輪車は鳥居に最も近い場所まで来る事ができます。

寝静まったおはらい町通りが新鮮です。

しかしおかげ横丁に近づくと一気に人が増えます。朔日参りは赤福だけではなく、朔日粥やその他特別な提供をしている店がありました。4時台からこの賑わい、ディズニーよりすごいんじゃないでしょうか。


朔日餅購入者は店舗横から橋の上まで並んでいました。そして予定通り4:30に列の整理が始まり、自分の番号が呼ばれたら列に並びます。私の後ろのおばちゃんはズルしてましたがバレて後方へと去っていきました。

4:45から販売開始。ちなみにお店で食べる人に関しては整理券不要でとにかく早い者勝ちです。



開店から20分経過した5:05、ついに朔日餅を入手です。10個入りにしようか悩みましたが賞味期限は当日限り、赤福も欲しかったので6個入り1箱にしました。中には台車持ち込みで段ボール箱で持ち帰る猛者もいました。

このあとはすし久の朔日粥 (12月は冬至粥) を食べたいところでしたが、こちらも朔日餅に負けず劣らずの大行列。諦めて空いてたふくすけで牡蠣とろろうどんにしました。これも美味しかったです。


本分の朔日参りを忘れずに
もともとは朔日参りがあっての朔日餅に朔日粥。現代は目的が逆転してしまってダメですね。朔日餅と赤福はキャリアボックスでお留守番してもらい、正宮へと向かいます。

12月ともなれば凛とした空気が張り詰め、さながら初詣気分を味わうことができました。それなのに正宮はこんなに空いていて、日中の急かす係の人もいなくて落ち着いてお参りができます。早朝の朔日参り気に入りました。

家に戻って朔日餅を食す
家に戻り、さっそく朔日餅をいただきます。12月の朔日餅は雪餅といってもろこし粉の混ざった餅で赤福のこしあんを包み、表面には白いもち粉をまぶして雪に見立てた餅です。


想像していたものより一回りほど大きく、2個も食べれば十分。娘はいらないと言ったので6個でちょうど足りました。
そして正直雪餅は期待していなかったのですが、これがなんと美味しい!赤福さんに対して期待しないという発想が間違いでした。
カミさんも朔日餅に興味津々で、すでに4月さくら餅、5月かしわ餅、6月笹わらび餅、9月萩の餅、10月栗餅にチェックが入りました。
来年はこのうちのどれかを入手できると嬉しいですが、4月1日なんて仕事的に、学校的に無理です。4月1日が日曜日になる年って言うと2029年か。お、その年は私が半世紀少年になる年です。忘れずにカレンダーに登録しておこう笑
それでは皆さん、Have a nice day !