2023年夏の旅行は福島県⑨ 磐越西線に乗って会津若松市街へ〜飯盛山とさざえ堂と東山温泉〜【通算117泊目】

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皆さんこんにちは、シンです。

2023年夏旅行その9、5日目の様子です。

www.mountain-camp-cycling.com

鶴ヶ城でお茶をいただく

会津若松城から飯盛山を眺め、結構遠いなと思いました。

【遠くてよく分からないくらい】

初めは自転車で市内観光しようとも考えたのですが、それは却下にして正解でした。

そうそう、会津若松城主だった蒲生氏郷は茶の湯にも通じていました。

【文武両道とは彼のこと】

かの有名な千利休が認めるほどの人物であり、「利休七哲」に数えられるほどの茶人でありました。

できる男は何やらしても一流、ってことですな。

なので場内には茶室もあり、お抹茶をいただくことができます。

【美味しいね】

会津名物・ソースカツ丼

城を出たら飯盛山に行く前に昼食を取ることにしました。

混む前にお店に入る、これが大事ですね。

調べると会津若松市もソースカツ丼が有名というので、それならば食べてみようか?となりました。

今の所、駒ヶ根市、福井市(福井県)のソースカツ丼を食べていますので、ここで3カ所目となります。

ちなみに日本3大ソースカツ丼(誰が決めたんだ?)では駒ヶ根、福井、そして桐生だそうです。

選んだお店は「すみれ食堂」、理由は城から歩いて行ける距離にあったから。

【いい感じのお店ではないか】

この日はとにかく暑くて、それでいて娘は一切歩かず「抱っこ!」

早く涼しいところで休みたいと思ってお店に入ったのですが、暑い・・・

まだ店内には店主のおっちゃんだけで、お客なし。

「すぐ冷房入れるね。」

と窓を閉めてエアコンをつけてくれました。

暑いし、お客いないし、これはハズレ引いたか?と思ったらその後からお客が来始めました。

そして提供されたソースカツ丼がこちら。

【ボリュームがすごい】

量は多いだろうなぁと予想はついていたので私は普通サイズ(これで普通ですからね)、カミさんは肉1枚少ないもの、息子は子供サイズのものを注文しました。

その選択で良いはずでしたが、予想外だったのが息子がよく食べたこと。

基本肉を好まないはずの息子が完食でした。

美味しかったのか、肉が食べられるようになってきたのか。

ちょっとした嬉しい誤算でありました。

白虎隊の悲劇、飯盛山へ

お腹も満たしたところで周遊バスに乗って飯盛山へ向かいます。

飯盛山は会津若松城から見て北東の方角にある小高い丘です。

飯盛山と言えば白虎隊。

幕末の会津藩の部隊構成は朱雀隊、年長者の青龍隊が主力であり、50歳以上のお年寄り?玄武隊そして16〜17歳の白虎隊は予備兵という立ち位置でした。

しかし戊辰戦争の舞台が会津に移ったことで白虎隊にも出陣命令が下され戦うことになりました。

戸ノ口原で新政府軍と戦いましたが戦力差は歴然、飯盛山へ逃げ落ちました。

そこで目にしたのは炎に包まれた鶴ヶ城。

よく「鶴ヶ城が燃えているのを見て」と言われますが、実際は鶴ヶ城は燃えておらず、燃えていたのは城下町。

「炎に包まれた」鶴ヶ城なんですね。

だから白虎隊の隊士は鶴ヶ城落城を知って自刃したのではありません。

このまま鶴ヶ城を目指しても敵に捕まって捕虜となれば、皆に迷惑をかけることになるから潔くここで自決しよう、と決めたわけですね。

16〜17歳でその判断ができるというのが凄いというか、虚しいというか・・・。

まあ今の価値観で見てはいけませんね。

【火の海の故郷をここで見て集団自決、悲しいですね】

正直この時代には疎いのですが、歴史の舞台となった地に来ると学びたくなります。

「八重の桜」を見たいですがアマプラでは視聴できず。

NHKオンデマンドで¥990/月払えば見れるようですが、受信料払ってるんだから無料にしろよ!って。

摩訶不思議な建物、さざえ堂

飯盛山にはもう一つ、「さざえ堂」という見どころがあります。

【これがさざえ堂】

さざえ堂は二重螺旋構造になっていて、上り1周半、下り1周半の計3周回りますが、一切交差しない摩訶不思議な造りなんです。

元々はその通路に西国三十三観音像が安置され、一方通行で上って下れば全てお参りできる、というものでした。

当時の人にとって関西まで歩いて行って三十三ヶ所巡るなんてほぼ不可能なことでしたから、会津の人にとってはとてもありがたい存在だったでしょうね。

ちなみにさざえ堂は通称で正しくは「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」です。

匝は「めぐる」という意味で、3周巡るから「三匝堂」なんですね。

【頂上の様子です】

まあとにかくすごい造りです、これは見ておいて良かったです。

地獄の東山温泉

他にも見たいところはありましたが、もう何もしなくても汗が流れるほどの猛暑。

帰りのバス・電車の時間もあるので東山温泉に入って帰ることにしました。

地獄の、と見出しに書きましたが別にそんな呼び名があるわけではありません。

私たちが入ろうと思った温泉がことごとくメンテナンス中、日帰り入浴終了、で暑い中散々歩かされたからです。

【いっぱいあるんですけどね】

最終的にバスターミナルから歩いて10分ほどのところにある「原滝」さんで入ることができました。

その間1時間半、カミさんと交代で娘を抱っこしながら歩き続け・・・地獄でした。

息子はよく頑張りました。

【やっと温泉に浸かれる】

旅館自体はだいぶ古くなっていましたが、お湯はとても良かったです。

せっかく入れたのですがバスの時間が迫っていたので、あまりゆっくりできなかったのが残念でした。

クルマを動かさないクルマ旅もまた良し

電車で猪苗代駅まで戻り、夕食は何にするかとGoogleMapで調べたらデニーズ発見!

日本どこでも同じ味が提供されるファミレスはマジ最高です。

長旅に出てるとこういう食事が欲しくなるタイミングがあります。

【うん、美味しい美味しい】

帰りはちょっとだけ雨に打たれましたが無事道の駅に到着。

自転車にテールランプをつけると視認性がグッと高まり安全に感じます。

【これだけ光ってれば見落とされにくいでしょう】

P号は道の駅のRVパークでお留守番だったので一切動かしていません。

こういう旅の仕方もいいなぁと感じた1日でした。

でも翌日は少し移動が忙しくなります、頼みますよP号。

それでは皆さん、Have a nice day !