だいぶ経ってしまいましたが本記事は2021年12月30日〜2022年1月2日に長野県へ行った記録になります。
その日の様子は以下の過去記事で書いています。
プランニング
何を食べる?
この日の旅行、本当は城崎でカニと温泉を堪能する予定でした。
そして年越しそばは「出石そば」と。
しかし年末寒波襲来の予報が出ていて大雪による立ち往生が懸念されました。
そこで急遽行き先を変更、条件は「そばが美味しい県」です。
となれば真っ先に思い浮かぶのが長野県、行き先は長野県に決定です。
海なし県なので魚介はやめにしてお肉にしました。
もともとカニを食べるつもりで予算組んでいたので、ちょっといい牛肉を買うことができます。
それならば車内ですき焼きにしましょう。
そばとすき焼き、それと正月なので雑煮、この3つだけ決めてあとはその場で考えることにしました。
何をする?
長野県と言っても広いので何をしたいかで行き先を絞ります。
せっかく長野県に行くのであればウィンタースポーツを楽しみたい。
息子のストライダーに取り付けるスキーアタッチメントを手に入れていたので、それで遊ばせてあげたいな、と。
ストライダーのHPに滑走可能なゲレンデが掲載されているのでその中から選びます。
リフトにも乗れて長い距離滑走できるゲレンデを条件として「栂池高原スキー場」にしました。
ということで行き先は長野県の白馬方面に決めました。
ならば初詣は山好きな私にぴったりな「穂高神社」にしておきましょう。
どこに泊まる?
年末といえば「紅白歌合戦」です。
私はあの紅白のお祭り感覚な演出が好きで、大晦日には外せない番組です。
サブちゃんの「まつり」がもう聴けないのは残念ですが、マツケンサンバがあれば大丈夫。
31日は白馬から遠くなく、テレビの受信状況がいい場所でなければいけません。
その縛りで選んだのが「しの389安曇野ステーション」というくるま旅パークです。
他の2日は道の駅で宿泊でいいでしょう。
プラン実行!
今回のルートはこんな感じ
Google My Maps で4日分まとめるとごちゃごちゃしてますね汗
1日目:浜松から北上して飯田山本ICから岡谷ICまで行き、そばを食べ、旅行の食材を買い、そして白馬へ。
2日目:栂池高原スキー場で遊び、穂高神社を参拝してからしの389安曇野ステーションへ。
3日目:富士見パノラマリゾートから下諏訪温泉に立ち寄って道の駅大芝高原。
4日目:伊那スキーリゾートからうるぎ温泉こまどりの湯に立ち寄って帰宅しました。
寒波襲来で大雪予報の中での旅行、愛知の山奥から積雪が目立つようになり、長野県に入ると雪道に。
長野県の中南部の市街地は融雪されていましたが、大町あたりからは道路は真っ白でした。
今回の走行距離:691km
宿泊場所、施設
1泊目(通算59泊目):道の駅ぽかぽかランド美麻
キャンピングカーで初めての雪中車中泊でした。
外の気温は-4〜5℃、でもFFヒーターのおかげで車内はぽかぽか。
確かに「ぽかぽか」ランド美麻でした。
比較的通行量の少ない道の駅に感じましたが、利用した日が12月30日だったのでトラックが走っていなかっただけかもしれません。
隣のわナンバーのキャンピングカーがずっとアイドリングしたままだったのがアンラッキーでした。
FFヒーター搭載していないレンタカーだったのかな?
ここは夜に到着、明け方出発だったのでどんなところかは見ることができませんでした。
2泊目(通算60泊目):しの389安曇野ステーション
この日は大晦日で紅白歌合戦を観ながら過ごしたかったので、市街地にあるこちらの施設を利用しました。
市街地であればテレビ電波はちゃんと届くはずですから。
それと電源が欲しかったので。
利用料は一般1,800円、くるま旅クラブ(スタンダード)1,650円、くるま旅クラブ(プレミアム)1,500円です。
電源は1泊250円、ごみ処理は300円となっています。(2022年1月現在)
サイドオーニング可、外でテーブルの上での調理可となっていて道の駅よりも充実した車中泊ができます。(それができるだけのスペースはあるように見えませんでしたが・・・)
オーナーさんの人柄がよく、こちら方面に来た時にはまた利用したいな、と思いました。
3泊目(通算61泊目):道の駅大芝高原
2022年最初の車中泊場所として記録に名を刻んだのがこの施設です。
大きな公園の真ん中にある駐車場なので非常に静かで休憩するにはもってこいの場所です。
でもここでもずっとアイドリングしているような普通車が・・・。
ポツンと佇む真っ暗でアイドリングしてるクルマってちょっと不気味で、もしかしたら命を絶とうとしてるのでは?と疑ってしまいます。
中の様子を見てビンゴなら早く助けなきゃですが、違ったなら単なる「覗き」ですからね。
確認するにも勇気がいります。
朝にはいなくなっていたので安心しました。
立ち寄った飲食店
山猫亭はなれ
12月30日、1日早い年越しそばを諏訪大社下社秋宮近くにあるこのお店で食べました。
さすが長野、そばが美味しいです。
このお店は「はなれ」だけあって、秋宮の向かいに本店があります。
そちらには「特盛りそば」(3.5人前)があるので、それを家族で一緒に食べてみたいです。
Samurai Kebab
白馬にあるケバブを提供しているバーです。
と言っても持ち帰りのケバブを買っただけです。
こちらのお店のオーナーの旦那が高校の同級生でして、せっかく来たなら顔だけ出しておこうと。
きっとコロナでひっそりしてるだろう、とたかを括って行ったら予想外(?)の大盛況。
友達は接客・調理で大忙しでした。
儲かってるようで一安心、でもお店の中の様子を見るとそりゃ・・・やめとこう。
お客さんのほとんどが日本人以外でした。
立ち寄った飲食店はこれだけです、あとは車内で調理かコンビニ食で済ませました。
入浴施設
下諏訪温泉 遊泉ハウス児湯
下諏訪温泉の共同浴場では2番目に熱いお湯です(一番熱いのは旦過の湯)。
大人はいいですけど子供には熱すぎるかな?
息子はほとんど浸かることができませんでした。
熱湯好きにはオススメです。
しゃくなげの湯
安曇野にある温泉施設です。
お湯はここから離れた中房渓谷のお湯をひいているそうで、その間にちょうどいい湯温に下がっているとのこと。
それでも掛け流しの露天風呂に入るとやや熱く感じるほどでした。
寒い季節にはちょうどいい湯温です。
下諏訪温泉 菅野温泉
年末年始とも下諏訪温泉でした。
下諏訪温泉の魅力は優れた泉質なのに240円で入浴できることです。
休憩処やマッサージ等いらないです、こういうシンプルなお風呂が私は大好きです。
児湯と比べると湯船は狭いですが子供でも安心して入れる湯温です。
うるぎ温泉 こまどりの湯
閉館ギリギリで間に合いました。
キャンピングカーを所有してから入浴する機会が増えたうるぎ温泉。
近場(田舎では車で2時間は近場です)で良質な温泉となれば利用する手はありません。
帰宅途中に入れば家に帰ってからすぐ寝られます。
観光客で賑わうような地域ではないのでゆったりのんびり浸かることができます。
とは言っても閉館間際だったのでそんなにのんびりもしてられませんでしたが。
旅行中の様子
スノーストライダーで息子大満足
今回の旅行の目的は「息子にウィンタースポーツを楽しませること」でした。
少々ビビリな性格の息子なのでまだスキーやスノーボードはトライできそうにありません。
無理やりやらせて恐怖心を植え付けてしまってはいけませんから。
そこで普段から乗りなれているストライダーにスキーアタッチメントを取り付けてゲレンデで遊べるようにしました。
これなら安心して楽しく遊べるはず、現に大層気に入ったようで結局3日連続でゲレンデに行って遊びました。
(詳しくは冒頭にリンクした過去記事をご参照ください)
念願の年越し車中泊での紅白歌合戦鑑賞
ずっとこれがしたかったのです。
15年ほど前にオートキャンプにはまった頃、大晦日に薪ストーブとテレビアンテナをスクリーンタープにセッティングして紅白歌合戦を楽しんでいる猛者がいました。
それを真似たい、と。
少し(だいぶ?)カタチは変わりましたが15年を経てようやく夢が叶いました。
紅白歌合戦が始まる前に1年の感謝を込めてすき焼きを堪能。
そしてダイネットをベッドに変えて寛ぎモードで紅白鑑賞。
このグダグダ感に最高のエンタメ、極楽のひと時でした。
旅行を終えた感想
抜群の安定感だった雪道走行
この旅行で一番の不安要素は「キャンピングカーでの雪道走行」でした。
何しろ重量は3トン以上、車高も3mです。
それでいてタイヤの幅は195mmと車格の割に細い。
こんなの滑ったらバランス崩してすぐ横転しそう・・・。
それを確かめ安心したいのがこの旅行の裏目的でもありました。
実際雪道を走行してみると心配するようなことは起きませんでした。
自分が今まで雪道走行したクルマの中では上位に入る安定感、それについてはまた書きますね。
これで雪国への旅行の不安は軽減しました、と言っても油断大敵。
ブラックアイスバーンなんて不可抗力な場面もありますからね。
白馬のゲレンデが楽しめず不完全燃焼
ウィンタースポーツと言うのは圧雪されてるからこそ楽しめるもの。
もちろん未圧雪のところを浮いているかのような感覚で滑るのも楽しいですけどね。
子供のそり遊び程度では圧雪していないと滑れません。
できれば私も栂池高原スキー場のトップから滑走してみたかったのですが、視界不良で身の危険を感じたのでやめました。
せっかく遠くのスキーリゾート地に行ったのに滑ることなく歩いただけ。
これは悔いが残りました。
リベンジを、と思った矢先の第6波。
この後悔を晴らすのは来シーズンになるのでしょうか。
年越しキャンプ(車中泊)は最高
やりたくて堪らなかった「年越しキャンプでの紅白鑑賞」、キャンプではなく車中泊でしたがやはり至極でした。
キャンプとなるとテントを張るなど準備が大変ですが、キャンピングカーならばその手間がないので楽ちんです。
まあ紅白を観る、と言うことよりも「年越し旅行」が楽しいのでしょうけど。
その年越し感を高める要素が紅白歌合戦な訳です。
年越しをその土地で過ごすと、地元とはまた違った雰囲気を味わえます。
しかし旅館は宿泊費が上がりますし予約も難しい、キャンプ場だと天候に左右されます。
その点キャンピングカーだと宿泊費はかかりませんし、今回のように悪天候となれば柔軟にプラン変更も可能です。
次こそ今回断念した地モノを堪能する年越し車中泊をしたいです。