皆さんこんにちは、シンです。
自転車のタイヤを変えてから楽しくなっちゃって、先週より自転車通勤が再開されました。
寒さはまだ厳しいですが、気づくと日が延びてきています。
もう少ししたらオミクロンの流行がピークアウトしてくれるでしょうか。
そうしたら河津桜の満開に間に合うかも、そうあってほしいです。
今日は通勤経路に程近い、とある高校の前を通ってきました。
こちらの高校です。
今日は静岡県の私立高校は一般入試試験の日でしたので高校生はいなくてひっそりしていました。
さてこちらの高校、分かりますか?
分かんねーよ!とツッコミを入れた方。
これならどうでしょう?
そう、今ネットニュースで話題となっている「聖隷クリストファー高校」です。
この聖隷グループは静岡特に西部で非常に影響力があり、スタートは病院で日本初のホスピスを開園したことでも有名です。
静岡県西部から徐々に関連病院を増やし、今では県外にも多くの施設を展開しています。
教育面ではこども園から小学校、中学・高校・大学と全部揃っています。
と言うことは、聖隷の病院で生まれ、こども園から大学まで通い、聖隷グループで働き、定年後は聖隷グループの保健・医療・福祉サービスを利用して天寿を全うする。
まさに「揺り籠から墓場まで」が実現できるグループなわけです。
そんな聖隷グループの高校が2021年の高校野球東海秋季大会で堂々の準優勝、2022年選抜大会への出場が確実視されていました。
しかし結果はご存じの通り落選・・・
結局東海地方の2枠は秋季大会優勝校の静岡・日大三島高校と、準決勝でその日大三島高校に10-5で敗れた岐阜・大垣日大高校が選出されました。
聖隷クリストファー高校は決勝で日大三島高校に6-3で敗れています。
あくまで秋季大会の結果だけで見れば聖隷クリストファー高校の方が優秀な成績のはずです。
でも落選しました。
選考委員曰く、
「個人の力量に勝る大垣日大か、粘り強さの聖隷クリストファーかで賛否が分かれたが、投打に勝る大垣日大を推薦校とする」
だそうです。
勝負の世界には実力だけでなく運も左右します。
言うとおり大垣日大の方が個人の力量が上なのかもしれません、不運にも秋季大会では負けてしまったのかもしれません。
そもそも秋季大会の成績だけで決まるわけではないらしいですからね、春の選抜は。
でも野球というのは団体競技で個人競技ではありません。
弱小チームがその組織力を持ってスター軍団に競り勝つからドラマがあり、漫画の題材にもなります。(聖隷クリストファーは決して弱小チームではありませんけどね)
これは元大リーガーの上原浩治さんが正鵠を射た論評を書いていますね。
野球は言うまでもなく、団体競技である。「個人の力量」が必ずしも勝つとは限らない。例えば、攻撃に「打線」という言葉がある。「個」の力で劣っても、小技やバントなどを絡めることで「線」が生まれて得点を挙げることができる。守備も同じだ。投手力を守備で補ったりするのが「チーム力」だ。仮に、聖隷クリストファーが「個人の力量」で劣ったとすれば、それを「チーム力」で補って勝利したことになる。その結果が評価されないなら、団体競技そのものが否定されはしないか。
だからこそ選抜理由を明らかにしてほしいですし、選考基準も示してほしいです。
でないと「東海地方」から1校も出ない選抜はあり得ない!なんていう噂が広まります。
あれ?
静岡は東海地方じゃないの?
東海圏外の人はそう思われるかもしれません。
でも実際は「東海3県」なんですよね。
私も出身が愛知で静岡に移ったのでよく分かります。
愛知県では、
「東海3県の明日の天気です、〜続きまして静岡県の天気です。」
と言っていました。
名古屋から見て岐阜・津は近いですが静岡は遠いんですよね。
静岡県の県庁所在地が浜松だったら「東海4県」にしてくれたかもしれません。
名古屋から見た静岡市って大阪と変わらず、京都よりも遠いです。
そりゃ関西よりも遠い地方を同じ「東海」に括ろうっていうのが無理なのかもしれません。
でも昔は駿河の今川義元公が「海道一の弓取り」(ここで言う海道は東海道のこと)と呼ばれた通り、静岡県全域は歴とした「東海地方」なんですけど。
東海の名をいつの間にか尾張名古屋に取られてしまいました。
そんな静岡から2校選出、それだけは許されないことだ。
そんな噂が出ています。
だからそうじゃないってことをしっかりと伝えてほしいです。
でも噂は意外とホントだったりして汗
それでは皆さん、Have a nice day !