皆さんこんにちは、シンです。
先日RCカーのTT-02BRシャーシキットを購入して底なし泥沼にハマった話をしました。
今回はそれを組み立てたことを報告します。
まだ届いていないものもあるので今回は前編、です。
駆動部分
スパーギヤ&プロペラシャフト
のっけから部品間違いをしていました。
中央の青い丸いパーツ(スパーギヤマウント)の左斜め下の小さな棒状パーツ、これではないです。
スパーギヤはモーターの回転を各所に伝えるパーツで、キット標準は70Tです。
TT-02シャーシではハイスピード用の68Tがオプションでありますが、その場合はキット標準の17Tピニオンギヤ(モーターにつけるギヤ)では使えないので18Tギヤ以上に交換が必要です。
このスパーギヤ&プロペラジョイントを前後に置いてプロペラシャフトを接続させます。
TT-02BRはロワデッキもハードタイプとなっていて、剛性が高められています。
車体に青い神経がつながりました。
TT-02BRシャーシキットの組み立ては、最初のこの段階で金属パーツをふんだんに使うのでテンションが上がります。
デフギヤ
TT-02BRシャーシキットの(個人的)核心部分その1、デフギヤの制作です。
TT-02Bキット(標準キット)にももちろんデフギヤはありますが1つ1つの部品の精度・強度が全然違います。
そして一番の違いは潤滑にグリスを使うのではなくオイルを使う点です。
オイルはひたひたまで入れるのではなく、ベベルギヤ(白いギヤ)をつなぐ棒状パーツが浸かるぐらいの量までです。
4本のビスで固定してデフギヤの完成です。
標準キットとの違いはこの時点でジョイントがつくことです。
標準キットはジョイントを差し込むだけですが、TT-02BRでは中のギヤとジョイントが固定されています。
モーター
駆動部分のトリは動力源のモーターです。
TT-02BRシャーシキットにはモーターが付属していないので別に準備する必要があります。
私が手にしたのは「タミヤ スーパーストックBZモーター」ですが、現時点でブラシレスモーターにしなかったことを非常に悔いています。
でも買ってしまったものは仕方ありません、これでブラシモーターとはどういったものなのか、を勉強します。
あと写真に写っている青いモーターマウントも追加で準備したオプション品です。
ギヤは軽く強度の高いアルミピニオンギヤ(17T)が付属されています。
これで動力源から各タイヤへ動力を伝える中枢部分の取り付けが完了しました。
サスペンション・ステアリング・足回り
本当はキレイに分類して見出しをつけたかったのですがご勘弁を。
ロワアーム・ダンパーステー・アップライト
フロント
ここにもTT-02BRシャーシキットが標準キットより性能を高めているパーツが散りばめられています。
まずロワアーム。
こちらはデッキと同じくハードタイプが使われており剛性が高められています。
ただU字シャフト(上記写真コの字型の部品)は標準キットと同様で、オプションのステンレスシャフト&サポートブリッジではありません。
このU字シャフトが厄介で、組み立てる際に左右のロワアームを同時に差し込む作業をしないといけないので組み立てにくいです。
続いてダンパーステー。
ここ、サスペンションカスタムにおいて実は重要なポイントなんです。
標準キットのステーはABS樹脂製である程度の力で押すとたわむので、ダンパーがまともに性能を発揮できません。
その点TT-02BRではダンパーステーが高強度のカーボン製なので容易にたわむようなことはありません。
もし標準キットでサスペンションを強化したいと思ったら、オイルダンパーを変える前にダンパーステー(と強化ロワアーム)の交換が絶対先です。
効果ななオイルダンパーにしても宝の持ち腐れとなってしまいますから。
ちなみにTT-02BRはアッパーアームが調整可能なものになっています。
コンマmm単位指定をしてきて急に難易度が高まります。
そんな精密に測れる道具は持ち合わせていないのでとりあえず1mm単位のノギス(100均)で左右同じ長さに調整しました。
そしてアップライトです。
こちらのパーツはデフギヤからタイヤへ動力を伝えるシャフトと、上下のアームをつなぎ、タイヤを取り付けるのに必要となるものです。
標準キットとの違いはシャフトがABS樹脂製から金属製になり、シャフトとホイーアクスルが直結になることです。
これでステアリングを切った時のロスが減り、軽快なハンドリングが期待できます。
リア
基本フロントの同じですがアップライトが青いアルミ製パーツになっています。
これは左右を入れ替えて使用することでトーイン角が1°か2°に調整可能です。
オイルダンパー
TT-02BRシャーシキットの(個人的)核心部分その2、オイルダンパーの制作です。
長いのがリア用です。
こちらの写真も部品不足があります、すみません。(リア用の黒いゴム輪っかは1つのダンパーで3つ使います)
標準キットのダンパーでも心躍りましたが、素材がアルミ製となるとカッコ良さは比較できないほどです。
デフギヤは外から見えませんがダンパーは目立ちますから、一気にマシンの印象が変わります。
でもイチからカスタムするならダンパーステーが先ですからね。
ではオイル注入していきます。
まずはすり切れいっぱいまで入れて、ピストンを動かしてオイルが全体にいき渡りつつ中の空気を抜く作業をします。
そして再度すり切れいっぱいまでオイルを継ぎ足します。
4本ともオイル注入を済ませたら左右でピストンの戻りが大体同じになっているか確認。
ズレがひどい場合は戻りの遅い方のオイル量が少ないのでもう一度継ぎ足します。
そしてスプリングを取り付けてダンパーの完成です。
このアルミ製のダンパーが優れていることはバネの強度を精密に調整できることです。
上の写真のダンパー本体・筒の部分はネジ山が切ってあり、青いリング状パーツを回すことでバネの伸び縮みの範囲を微調整できます。
とりあえずはこの長さで。
後は走らせながらマシンの挙動を見て強弱の調整ですが、私に分かるかな?
上の写真だとホイールアクスルが脱落していますがご心配なく笑
ステアリングワイパー
こちらもアッパーアームと同じく微調整が可能なタイプで、これによりフロントホイールのトー角を自由に調整ができるようになります。
アーム部分は樹脂製ですが固定の仕方が標準キットとは異なり、抵抗が少なくよりスムーズに動くように工夫がされています。
ホイールハブ・ホイール・タイヤ
ホイールハブ
地味に重要なカスタムパーツとしてクランプ式アルミホイールハブ(6mm厚)を購入しました。
これが標準のままだとホイールを外すたびにハブも取れて、ハブとホイールアクスルを固定するシャフトがすぐ抜けて超イライラするんです。
このオプションを取り付けることによってホイール飽くするとハブが確実に固定されるのでその心配はありません。
またアルミ製で耐久性が高く、ホイールの取り付け精度が高まります。
ホイール
ホイールはTT-02BRに付属されているラージディッシュホイールです。
こちらは標準キットのホイールと比べてリム径が2mm拡大した62mm、リム幅が前輪25mm(標準24mm)、後輪35mm(標準29mm)です。
タイヤ
タイヤはTT-02BRには付属されておらず別途準備が必要です。
私が選んだのはデュアルブロックタイヤCです。
デュアルブロックタイヤにはCとKがあり、Cの方が良い素材を使っていてグリップがいいようです。
別にKで良かったのですがあまり売っていないことと、送料考えるとCと大差がなかったのでCにしました。
タイヤにはインナースポンジがセットされていて、標準キットのタイヤにはスポンジはありません。
このスポンジを入れることでタイヤの接地が均一になることを助けます。
空気圧調整のようなもの、と思って差し支えありません。
後はRCメカの設置
これでシャーシのほとんどが完成しました。
当初は元々持っているTT-02Bに搭載したRCメカを移植と考えていたのですが、このモーターの購入によって全て新たに取り揃えないといけなくなりました。
それらはすでに注文しましたがまだ届いていません。
届き次第取り付けてシャーシを完成させます。
後はボディ塗装、何色にするかは思案のしどころです。
砂漠のキツネ?いえいえ、スプレーで迷彩柄なんてできませんから。
といったところで完成形の報告はまた後日です。
それでは皆さん、Have a nice day !