【RCカー】フロントのトー角をとりあえず調整してみた

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皆さんこんにちは、シンです。

RVパークネタが終わったのでRCカーネタに戻ります笑

 

セッティングという沼

カスタムパーツコンプリートの近道と思って手に入れたTT -02BRシャーシキット。
これを買っておけば大丈夫だろう、と思ったのがタミヤ様の思う壺だったようで。
パーツが揃うだけではダメなんですよ。
人馬一体が如くの操縦性を追求するにはきちんとしたセッティングが大切です。
そう「セッティング沼」です。

 

ターンバックルシャフトで調整する

まずはフロントのトー角を調整してみます。
ノーマルのTT-02Bシャーシだとアッパーアーム、ステアリングタイロッドは樹脂製の長さが決まったものなので、トー角、キャンバー角の調整はできません。

その点、TT-02BRシャーシキットではその調整ができるようにターンバックルオールセットが付属しています。

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これで細やかな調整が可能となります・・・が、実はその素材が悪いのです。
私の扱いが雑なのもありますが、六角部分が簡単になめてレンチが効かなくなります。
これはタミヤがわざとそうなるように仕向けていると勘繰ってしまいます。

【すでに六角ではなくほぼ丸になってきています】

調整できる良さを植え付けておいて弱い材質で調整しづらくする。
そうすることでこの部品を買わせようとしているのだ、と。

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さらにはこの部品専用のレンチも購入しなさい、と。

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まだこれらは購入していませんが、そのうち避けては通れないことかな、と思っています。
なんせなめてしまって調整がしづらくなっていますから。

 

現状の装備でできるだけ調整する

と言ってもまだほとんど走らせないので、とりあえずは今ある装備で調整してみましょう。
専用レンチは聞かないのでシャフトをラジオペンチで掴みながら樹脂パーツを回して長さ調整をしていきます。

【指示が細かすぎないか?】

説明書で上のように「10.3mm」と指示されているフロントアッパーアーム。
コンマmmの指示がありますが、100均ノギスはmmまでしか測定できません。
100均ノギスでこんなもんかな?と感覚で10.3mmを出してみます。

【こんなもんだろ?】

さすがに100均ノギスではこれが限界です。
なのでちょっといいノギスを手に入れました。

【新潟精機製のノギスを購入】

新潟精機は新潟県三条市にある会社です。
三条市といえばスノーピーク、キャプテンスタッグといったキャンプギアブランドが本社を置くところです。(ユニフレームは隣の燕市)
三条・燕の両市は本当に金属加工業のメッカだなぁ、と感じます。

では先ほどの100均ノギスを新潟精機のノギスで測定してみます。
ちなみにこのノギスは0.05mmまで測定可能です。

【私には10.15mmと読めました】

そうすると目分量で10.3mmと思っていた長さは10.15mmでした。
たった0.15mm、目分量でこれなら自分の感覚も悪くはないな、と思います。
しかし精密に測定ができるということは、それすら許されない領域の扉を開けてしまった、ということです。
もう懐かしい感がありますが「三苫の1mm」も同じことです。

でステアリングタイロッドも説明書通り19mmの長さに調整したのですが、左前輪だけ極端なトーアウトになってしまいました。
なんでだろう。

【19mmにしたけど左右でタイヤ(ホイール)の角度が違う】

まあ左右対称じゃないんだ、と諦め左のステアリングタイロッドの長さを標準の19mmから20.3mmと1.3mm長くしてとりあえず左右のトー角を同じくらいに設定しました。
本来はそこをいじるよりもステアリングリンケージを調整した方がいいのかもしれないので、この辺は要検討とします。

【左だけ20.3mmにしてみました】

【感覚的に左右のトー角は同じくらいなはずです】

しかし「トー角を同じくらいに設定」と書きましたが、具体的な角度は測定していません。
ここはできればちゃんと測定したいものです。
さらにはキャンバー角も若干ネガティブにして直進性を良くしたいものです。

そうなるとこんな道具が売ってるみたいです。

gforce-hobby.jp

いくらなんでもこれは買えませんが、いつまでもキムワイプを台座に使うのは忍びないです。
これぐらいはあってもいいかな、と。

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ここまで進めてキッチリ調整した、と思ってもホイールがグラグラしています。
どんなに締め込んでも、ぐらつくマージンがあるんです。
トー角、キャンバー角と精密に調整しても、最終的な部分でこれでは全て水の泡です。

でも安心してください、ぐらつきを最小に抑えるようスペーサーが別売りであります。

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わざとぐらつかせた設計をしてオプション買わせる作戦、タミヤさん流石です。
これくらいなら買っても大丈夫かな?

RCカーの走りを追求する上で重要なセッティングですが、正確な計測が必要不可欠です。
そのためにはちゃんとした道具が必要。
ああ、「セッティング沼」のなんと恐ろしいことか。

こだわってセッティングするのも程々に

でも私、別にレースに出るつもりもないのでそんな細かなセッティングって実は必要なかったり汗
とりあえずは0.05mm測定ができるノギスで十分かな?

まずは走らせて様子を見ながら、不満が解消されないようなら次の手を考えるとしましょう。
セッティングも程々にね。

それでは皆さん、Have a nice day !