Daytona DE01 を1週間通勤で使った感想

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皆さんこんにちは、シンです。

先週購入した電動アシスト自転車、Daytona PotteringBike のDE01をこの1週間通勤で使いました。

今日はそのインプレです。

【Daytona PotteringBike DE01 】

Daytona PotteringBike とは

Daytona PotteringBike は静岡県森町にあるオートバイパーツメーカー「デイトナ」が自転車製造を手がけています。
何でも社内の自転車好きが集まって作ったのだとか。

昔から自転車製造している歴史あるメーカーではない、というところに不安はありました。
しかし自転車の親玉?でもあるオートバイのパーツを作る技術があるメーカー、と思えば大丈夫かな?とプラスに考えました。

実際乗ってみたら杞憂であり、折りたたみであることを感じさせないしっかりとした作りの自転車でした。

DE01とは

DE01 は「折りたたみ電動アシスト自転車」です。

折りたたみ電動アシスト自転車はコンパクトかつ電動アシストのおかげで漕ぐのが楽、というメリットの一方、値段と重量がトレードオフとなります。

その点においてDE01 は値段は仕方ないとしても重量は17〜18kgと、同クラスの折りたたみ電動アシスト自転車と比べて軽量の部類に入ります。

そして52Tのチェーンリングに対して9速11-28Tのスプロケが装備されています。

比較的軽量であり、速度に応じたギアチェンジもできるので、走る楽しみも追求した自転車となっています。

 

サイズ

DE01 はサドルだけでなくハンドルの高さも調節できるのが面白いところです。
サドルは地面から850mm〜950mm、ハンドルは965mm〜1085mmの間で好みの高さに調整可能です。

【サイズ表(デイトナHPより)】

身長172cmで決して足が長い訳ではない私ですが、サドルを一番高い位置にしてもペダル下死点で膝が曲がりすぎてしまいます。

もうあと20mmほどサドルが高くできればちょうどいいのですが、このシートチューブのサイズでは難しい話です。

カタログには適応身長145〜185cmとなっていますが、180cm以上の人ではきっと足が余ってしまって漕ぎにくいんじゃないかな?

一方ハンドルは一番低い位置にしています。
サドルが一番高くてハンドルが一番低い、一見不思議なセッティングに思われるかもしれません。

でもサドルの高さ950mmに対してハンドルが965mm、ほぼ同じくらいの高さです。
クロスバイクが大体そんな設定になっています、ロードではハンドルの方が低いですね。

ハンドルの方が高いとママチャリのようなリラックスした姿勢になります。
でもこの姿勢になるとサドルにドカッと座ることになり、長時間漕いでいるとお尻が痛くなります。

私は少し前傾になる姿勢が楽なのでサドル一番上、ハンドル一番下、の設定にしています。

 

ブレーキについて

DE01 のブレーキはVブレーキで、上位グレードのDE01Xは油圧ディスクブレーキです。

購入時に一番気にしていたブレーキですが、実際乗ってみるとVブレーキでも問題なく止まります。
厳しめに言えばピタッと止まらないので不満が全くない訳でもありませんが、普通に乗っている分には充分な制動力です。

雨天時が心配、とは言ってもそもそも雨天時には乗らないと思うので。

整備のしやすさ、コストを考えるとVブレーキの優位性もあり、今無理して油圧ディスクブレーキに変える理由はないな、と感じました。

 

電動アシストの効果

さて一番重要な電動アシストのインプレです。

とは言っても電動アシスト自転車はこれ以外知らないので、何かと優劣つけるようなことはできません。
あくまで今までメインで乗っていたSURLY Cross-Check との比較です。

SURLY Cross-Check は700x28cタイヤ(今は700x40c)、36Tシングル、10速11-28Tのスプロケで組んでいて、街乗り快適仕様となっています。

ではSURLY Cross-Check とDaytona DE01 を通勤で使った際のデータ比較です。
(ちなみに職場と家の往復距離は25.4kmです。)
SURLY Cross-Check は2021年11月1日〜8日の間の4日間の平均、Daytona DE01 は2022年11月1日〜4日の4日間の平均です。

計測はApple Watch なのでそれほど精密ではありません、あしからず。

 

走行時間の比較

【体感的には誤差レベル】

長距離走で35秒差であったり、自己記録を35秒縮めたとなれば、それは大した差であります。
しかし自転車通勤においてこの0.8%の差は「何も変わらない」といった違いです。

 

平均速度の比較

【最低速度に大きな違いが】

走行時間が誤差程度の違いだったので、平均速度も0.3km/hと違いが分からない程度の結果でした。

ただ、やはりと言ったところですが、上り坂での楽さが最低速度に現れました。
速度にして3km/h程度の違いですが割合とすれば実に33%も速くなっています。

これは実際乗っていても確実に違いを感じています。
さすが電動アシストです。

最高速度に関しては下り坂での速度ですので、電動アシスト云々よりもホイールのサイズ、路面との摩擦、ハブの性能といったところが影響しています。
ただし測定した中で一番最高速度を叩き出したのはDaytona DE01 ですから、こちらに関しては差はほとんどない、といったところだと思います。

 

平均心拍数の比較

【心負荷は軽減している】

走行時間、平均速度がほとんど変わらない一方で、心拍数は137bpmから129bpmと-6%減少しています。
この差が体感的な「すごく楽」につながっています。
それを運動強度で説明します。

生活習慣病予防に効果的な運動強度は40〜60%とされており、運動強度に関してはカルボーネン式で求めることができます。

 

運動強度(%) = (運動時心拍数 - 安静時心拍数) / (最大心拍数 - 安静時心拍数) x 100

最大心拍数 = 220 - 年齢

 

私の場合、運動強度60%(少しきつい)の心拍数は130bpmで、運動強度70%(かなりきつい)の心拍数は142bpmです。

SURLY Cross-Check での通勤は運動強度66%、Daytona DE01 では運動強度59%となりました。

運動強度60〜70%のあたりで有酸素運動から無酸素運動に切り替わると言われていて、まさしく両者の境と重なっていると思われます。

SURLY Cross Check では職場または家に到着した時点でハアハアしていました。
その時の心拍数は大体165〜175bpm、最大心拍数に近い数値です。
なのでとても「ツラい!」状態です。

しかしDaytona DE01 では最高でも150bpm程度で、呼吸は少し荒くはなるもののそれほどつらくはありません。

電動アシスト自転車はダイエットに不向き、と思われるかもしれません。
上のグラフの消費カロリーの違いを見れば消費が減っています。
しかしそれも継続できてこそ、です。

おそらく私の自転車通勤が長続きせず、挫折してしまうのもこの運動強度が要因の一つと思っています。(一番は意志の弱さですが)

 

まとめ

Daytona DE01 は電動アシストのおかげで漕ぎ出し時、上り坂での心負荷を軽減してくれます。
しかしあくまでアシストであり、漕がない限りは進みませんので多少は疲れます。

その疲労感が「ツラい・・・大変だった」と感じるか、「いい運動になった〜」と思える程度か。
DE01 はアシストが効く範囲(及び少し越えた程度)で漕いでいる分には苦痛に感じることは少ないです。

それでいてスポーツ自転車のような走る楽しみも感じさせてくれます。
負荷が少なく自転車を楽しめる、5日ほど乗って感じたDE01 の印象はそんな感じです。

ただDE01 のもう1つの特徴、「折りたたみ」という点に関してはまだ何も手をつけていません。
クルマに積載して出かける、電車で輪行する、等でDE01 の真価が発揮されますので、近いうちにどちらか経験してみたいと思います。

それでは皆さん、Have a nice day !