ブログタイトルにも「山」を謳っていますので、今日は初めて山の話を書こうと思います。
朝8時過ぎに息子が
「どこか行きたい~。」
とカミさんに駄々をこねてました。
新型コロナウイルス第3波の勢いはすさまじく、テレビで「我慢の3連休」と言われていますが子どもには通用しません。
とは言っても地元の低山であれば3密なんかになるはずもなく、近所のコンビニよりも「安全」な場所です。
私も暇だったので息子に
「じゃあ山でも登る?」
と冗談半分で聞いたところ、息子は嬉しそうに
「うん、山行く!」
と元気な返事が返ってきました。
もうその次の瞬間にはパジャマを脱ぎ捨て素っ裸になっていました。
よっぽど出掛けたかったのね・・・。
私も今年は新型コロナウイルスの影響で全く登山をしていません。
例年なら夏山シーズンで3000m級の山々を楽しんでいたのですが、今年は乗り気になれませんでした。
心も体も鈍っていたのでちょうどいい機会となりました。
富幕山ってこんな山
今回の目的の山は浜松市北区の奥山という地域にある富幕(とんまく)山。
愛知県と静岡県の県境でもある弓張山地にある標高563mの山で、「静岡の百山」に選ばれています。
麓には方広寺という臨済宗の立派なお寺があり、南側の麓はミカン畑が広がっています。
この富幕山を中心に奥浜名自然歩道というハイキングコースが整備されていて、登山初心者の方でも歩きやすく、また体力にあわせてルートも選ぶことができます。
今回は息子が幼く体力がない(建前)のと、私が少々運動不足(本音)であることから最短かつ標高差が少ない奥山コースの途中、【登山道入口】から登ることにしました。
それでも登頂までには1時間はかかるので、3歳9ヶ月の息子にとってはタフな登山だったハズです。
登山の様子
家からは30分もかからずに富幕山登山道入口に到着、10時頃登山開始です。
ここの標高はアプリでは328mと表記されていました。
なので山頂までの標高差は235m、日本で13番目に高い新宿パークタワー(地上52階)と同じ高さを登ることになります。
残念ながら私は東京に疎いのでどのビルなのか分かりりません・・・。
近い高さで知っているビルは六本木ヒルズの森ビル(238m)です。
登山でこの標高差は「初めての登山」レベル、日本アルプス等の登山であれば1日でその10倍近くの標高差を登ることもあります。
そう考えると登山ってスゴイですよね。
さてビル50階分に相当する標高差を4歳手前の息子が挑戦します。
今からそんなに登るということは当然知りません。
登り始めて20分ほど、展望台に到着です。
ここからは東方面が良く見えます。
展望台に上がると富士山が見えました。
残念ながら今回はEOS Kiss Mに22mmの単焦点レンズ(35mm換算で35mm)だけだったので写真は撮りませんでした。
少しだけ休憩したら出発。
しばらく歩いて見上げたら木々の葉は枯れ落ちていました。
今年も暖冬の予想ですが、それでも山は冬支度が進んでいます。
この1年は新型コロナウイルスによりことごとく季節のイベントが中止となり、私も好きな登山に行けず、自然を感じる機会がめっきり減ってしまいました。
でもこうやって久々に自然を感じて改めてその良さに気付かされます。
きっと息子が未舗装の道を好むのも同じ原理なのかな~?
そんな息子は大きな葉っぱ(朴葉かな?)で大喜び。
途中で家に帰ると言い出したものの、お菓子で誘惑して登り始めてちょうど1時間で登頂。
去年の今頃はまったく歩こうとしなかったのに、今日は一度も抱っこすることなく頑張りました。
山頂にも展望台があり、そこからの景色はこの地域ならではのものでした。
「北区直虎ビューポイント」に選定された浜名湖の景観は一見の価値ありです。
富幕山は愛知県との境でもあるので西を向けばそこは愛知県です。
望遠レンズではないのでよく分からないと思いますが、写真中央右よりの市街地が豊橋・豊川の街並みです。
よく見ると三河湾も見え、私がキャンピングカーを契約したナッツRV愛知店のある辺りも見えているハズです。
山頂での休憩も終わり下山開始です。
帰り途中も息子は落ち葉を拾っては
「手っての葉っぱ。」
「レモンの葉っぱ。」
と嬉しそうでした、子どもの発想って面白いですね。
そうしたら行きでも拾った大きな葉を拾い、
「カエルさんって雨の時こうするんだよね。」
と葉っぱを傘代わりにしたポーズを見せました。
この葉っぱは気に入ったらしくママに見せるといって家まで持ち帰りました。
家に帰ってもしばらく遊んでいましたが、やっぱり疲れたのかカミさんとベッドで横になった途端すぐ寝たそうです。
(私はフローリングで意識消失していました)
でも登山は楽しかったそうで、
「今度はどこの山にするかな~」
と言いながらGoogle Mapをいじくっていました。
今回のお土産
トータルで2時間ほどの登山を終え、息子は満足そうでした。
帰り途中に方広寺近くの野沢製菓に立ち寄り、名物の和菓子を買って帰りました。
買ったのはお店の写真でも分かる通り大あんまき。
そして湖北名物のみそまんです。
各店舗それぞれ味の違いがありますが、私はこの野沢製菓のみそまん好きです。
浜名湖の湖北地域にお立ち寄りの際はみそまんを味わっていってくださいね。