皆さんこんにちは、シンです。
12月5日は休日出勤分の代休、貴重な平日休みでした。
そんな時は子どもが興味ないことを自由気ままにできる日です。
「どうする家康大河ドラマ館」3ヶ所コンプリート!
ということで「どうする家康静岡大河ドラマ館」へ行ってきました。
これで3ヶ所すべて行けました。
ついでに掛川で薪を手に入れて帰ろうと思い、出発時にタイヤの空気圧を調整していました。
しかし連絡したところ最近切ったものしかなく、今シーズンの薪にするには不向き、と。
薪活はもっと早くにしないといけませんでした。
藤枝まで新東名を走り、そのあとは国1へ。
新静岡まで行かないほうが早いんですね。
それにしてもGoogle Map やApple Map のナビは正確です。
特別な設定をしていなくても予定時刻の差は5分以内です。
どういうアルゴリズムなんでしょうね。
静岡の大河ドラマ館はややこじんまりした印象
どうする家康静岡大河ドラマ館は静岡浅間神社の敷地内にあります。
規模的には静岡が一番こじんまりした印象です。
しかし静岡には「駿府城東御門・巽櫓」、「静岡市歴史博物館」とここではないところでも歴史を学べるスポットが充実しています。
そしてこの静岡浅間神社、久能山東照宮など実在する家康ゆかりの史跡も数多くあります。
そもそも「大河ドラマ」館ですからね。
歴史をもとにしたフィクションであるドラマの舞台を楽しむための施設です。
館内に展示されていたもの(一部)
岡崎、浜松の大河ドラマ館にはドラマ前半の頃に行きましたが、ここ静岡を訪れたのは残り放送2回という大詰めのタイミング。
大河ドラマ館というのはリアルタイムに「成長」する場所なんですよね。
展示の松潤家康が貫禄たっぷりの家康になっていました。
しまった、ちょうど顔のところにガラスの境目が・・・
開始当初、家康役が松潤というのはいかがなものか?と思っていたんですよ。
私が知る限り、家康役は津川雅彦、西田敏行、松方弘樹、北王子欣也、寺尾聰、内野聖陽、といった俳優が演じてきました。
特に津川・家康の印象が強いです。
この俳優さんたちと比べたら迫力ではさすがに及びませんが、神君としての気品を一番感じる家康です。
今となっては家康役が松潤で良かった、と思っています。
ドラマを見ているとこういった小道具にも感慨深いものがあります。
第1話でスベりまくった酒井忠次のえびすくい、まさか徳川家臣団の結束を象徴する物になろうとは思いもしませんでした。
酒井忠次最後の回で秀忠が覚えようとしていた描写があったので、最終回で家康が病床につくシーンで最後のえびすくいが披露されることを期待しています。
今作で一番好きな武将は本多正信
徳川家臣団において四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)、忠義の臣である鳥居元忠、忍の服部半蔵といった武闘派は目立つ戦働きがあって人気があります。
しかし戦働きのない文官派ってズル賢い感じがして人気が今ひとつなんですよね。
でも今作の本多正信はいいです。
演じている松山ケンイチさんが素晴らしいというのもありますが、あくまで控えめ?に、手柄を主張することなく、それでも重要なシーンでは必ず家康のそばにいる。
まさにここに書かれている正信像です。
家康三大危機のひとつ、三河一向一揆の際には家康を裏切り出奔した出戻り組の正信。
でもどの歴史ドラマを見ても家康の傍らには必ずと言っていいほど正信がいます。
もうタッグですよね。
そんな正信を家康は「友」と呼んでいたとか。
武闘派が関ヶ原後に次々と歴史舞台から退場していく中、正信は亡くなることなく、家康が亡くなってから程なくしてその生涯を閉じました。
その事実だけでも何だか泣けてきます。
直江兼続、黒田官兵衛、明智光秀を主役にした大河ドラマがあったぐらいですから、本多正信を主役にした大河ドラマがあっても面白いと思います。
その時はぜひ松山ケンイチさんを主役の正信役でお願いします笑
今作で好きになった?武将は織田信雄
織田信長の次男である信雄ですが、あまり優秀ではなかった人物の様で。
今川氏真のように近年の研究によって評価される武将というのもいますが、今のところ信雄が優れた武将であった、といった話は聞きません。
- 秀吉の対応に怒れて家康を頼って小牧長久手の戦いを起こしたものの、家康に無断で和議を結び、家康(徳川家)を激怒させる
- 秀吉の提案した配置換えを固辞したために秀吉の逆鱗に触れて改易
- 関が原では西軍に与する
- 大坂の陣でも大坂方についてしまう
大河ドラマでも大坂城内にいて、大口を叩いていました。
そして立場のない千姫(家康の孫)に「大丈夫、私の得意な兵法は『わ・ぼ・く』だ」と言いながらも、千姫置いて大坂城から抜け出してしまいました。
これほど逆の目を選んで失敗しながらも生き延びて、大名として復帰し、最終的に子孫は信長の家系として唯一廃藩置県まで大名家として存続します。
愚将と論される信雄ですが、この戦国乱世を生き延びることができた、ということは誇るべきことだと思います。
こちらを主役にした大河ドラマは1年持たすのが難しいですが、家康以上に「どうする」が似合いそうです。
登場人物、視聴者の誰もが「そっちじゃないだろ!」ってツッコミをいれ、「ほら見ろ」って言うストーリー。
でも生き延びる。
これはこれで日曜日から「まあこいつも頑張ってるから明日から仕事頑張るか」って励みになるかもしれませんね。
大河ドラマ館って繰り返し行くから楽しいもの?
面白いと思った大河ドラマの大河ドラマ館はできるだけ行きたい派です。
遠いところでは「西郷どん」、鹿児島まで行きました。
でも基本1回きりなんですよね、行くことが目的となっているというか。
今回ドラマ最終盤のタイミングで行ったのですが、ストーリーの進行にあった展示がされているんですよね。
つまり放送されている状況に合わせて展示内容が変わっているんです。
そして終盤だとお客も少なく落ち着いて見学できる、というメリットもあります。
ドラマを見て、大河ドラマ館に行き、ドラマが進んだところでまた大河ドラマ館に行き・・・。
そうすればもっと楽しめたんだろうなぁ、と。
気付くのが遅すぎましたね。
次回浜松近辺が舞台となる大河ドラマがあったらそうしようと思います。