皆さんこんにちは、シンです。
Daytona DE01の点検・修理が済み、ブレーキがちゃんと効くかを確かめるために長篠・設楽原をちょいとポタリングしてきました。
我が家から長篠・設楽原まではクルマで約30分ほど。
アトちゃんで近づき、現地は自転車で巡ることにしました。
最初の目的地は長篠城址。
徳川vs武田が奪い合い、火縄銃の三段撃ちで有名な「長篠・設楽原の戦い」の第1ラウンド、熾烈な攻防があった舞台です。
長篠城址・史跡保存館をひと通り観覧したあとは城跡内を散策。
今ではのどかな空間が広がっているこの場所も、1575年には武田軍の精鋭15,000人に取り囲まれ、奥平貞昌率いる兵500人が決死の籠城戦をした舞台です。
それでも屈強な武田軍に包囲されて兵糧攻めにあいながらの防戦は、肉体的にも精神的にも非常につらいでしょう。
できるだけ早く味方に助けに来てもらいたいけれど、どうやって伝えればいいのか。
そこで決死の伝令役を任されたのが鳥居強右衛門（すねえもん）です。
鳥居強右衛門は武田軍にバレないように密かに川を潜水して渡って徳川本軍に状況報告して戻ったものの、長篠城手前で武田軍に捕まってしまいました。
城兵に「援軍は来ない」と伝えれば助命し褒美を与えると言われるも、強右衛門は「じきに援軍が来る、もう少しの辛抱だ」と伝えたため、見せしめとして磔にされた状態で槍で突かれて落命しました。
では川向こうに行ってみましょう。
ここからDE01の出番です。
アトちゃんの荷台から降ろしてトランスフォーム。
川の向こうに真っ直ぐ渡ることはできないので少々迂回する必要があります。
歩きだとちょっとしんどいかな？
反対側に回ると強右衛門が処刑された場所に石碑が建っています。
しかしその強右衛門の忠義に厚い行動をみて長篠城の士気は持ち堪え、そして強右衛門が言った通りに徳川本軍が織田軍も引き連れて？設楽原に来たことで、武田軍の攻城戦は失敗、奥平貞昌は見事防衛に成功しました。
防衛が成功した要因としては急峻な地形を巧みに利用した縄張りにあります。
南側は寒狭川（豊川）と宇連川が合流する場所で、自然の要害となっています。
攻城の方角が限定されることで守りやすくなる訳ですね。
長篠城が奮闘して時間稼ぎしたおかげで、織田・徳川連合軍は設楽原にかの有名な馬防柵を南北2kmにわたって設置することができました。
なので長篠・設楽原の戦いで一番の功労者は奥平貞昌（が率いる家臣団）かな。
この第1ラウンドを武田軍が勝利していれば、その後の戦況はかなり違ったのではないでしょうか。
そんな功労者の奥平貞昌は信長の信の字をもらって奥平信昌と名乗ることになり、また徳川家康の娘・亀姫を正室に向かい入れ（これは戦前から決まっていた）、徳川家と縁戚関係になるなど、かなりの恩賞をもらっています。
武田殲滅の準備が整ったことで第2ラウンドの開始です。
長篠城東側の武田軍の守る砦を徳川軍の酒井忠次が急襲し制圧、これにより武田軍は退路を絶たれるばかりか挟襲されかねない状況になりました。
活路を見出す唯一の方法は設楽原に布陣する38,000人の織田・徳川連合軍を撃破すること。
こうやって武田軍は第3ラウンドの舞台へと向かわざるを得なかったのです。
長篠城址の周りをぐるっと走り、DE01は一旦折り畳んで荷台へ戻します。
長篠城址から第3ラウンドの舞台の設楽原までは4kmほど離れているので、アトちゃんで移動します。
ちょうど中間地点に「道の駅もっくる新城」があるので、そこで昼食です。
ここはなかなかいいですよ。
（ボリュームがあって）美味しそうなものがたくさん並んでいます。
私の目に止まったのがこのバカでかいおにぎり。
いや握ってないからおにぎりではないです。
大きなチキンカツの両サイドにごはんと海苔を貼りつけた食べ物です。
サンドイッチも魅力的でしたがやはり巨大カツのインパクトに持ってかれました。
本当は五平餅を食べようと思って来たのですが、この巨大カツを食べるので精一杯。
これで￥550なのでコスパはめちゃくちゃいいと思います。
さて昼食も摂ったのでDE01を再びトランスフォーム。
決戦の地へ向かうところで【続く】です。
それでは皆さん、Have a nice day !
