皆さんこんにちは、シンです。
今日はついにカヤックのようなSUP、AQUA MARINAのCASCADEで浜名湖縦断をしてきました。
こんなルートで距離は17.2kmありました。
経過時間が3時間49分だったので速度は4.5km/h、海っぽく言うと2.4ノットですね。
めちゃくちゃ疲れました。
ではスタートの様子から振り返っていきましょう。
- 気賀からスタート
- 浜名湖の「掌」へ
- 舘山寺で小休憩
- 波が行手を阻む
- 村櫛の水路でSUPにスイッチ
- 渚園を通過
- 交通の要衝を越えて弁天島へ到着
- ご褒美のハンバーガー
- 帰りは電車
- 浜名湖縦断はレベルが高い?横断の方がいい?
気賀からスタート
スタート地点は気賀の「みをつくし橋」付近、ここにクルマを停められます。
ルートで示した通りゴールは浜名湖の南側の弁天島です。
帰りはJRで弁天島から新所原、天浜線で気賀駅へ戻ってくるよう計画しました。
気賀駅からこの出艇場所までは歩いて戻ってこられる距離なので、ここからスタートをするのは非常に便利なんです。
帰りにボードを収納できるようケースを持っていきます。
浜松市が誇る最強の防水袋(破れやすいのが欠点)に入れて準備万端です。
さあ出発です。
まずは都田川を下って浜名湖へと向かいます・・・と書くのは正しいのでしょうか?
と言うのも浜名湖は河川法上は都田川なんです。
なので都田川を下った先にあるのは浜名湖ではなくて太平洋なんです。
とりあえず浜名湖と呼ばれている場所へ向かいます。
細江大橋を越えて浜名湖のうちの「引佐細江」と言う場所に出てきました。
遠くに小さく見えるのが東名高速道路の浜名湖橋です。
このあたりは波もなくて穏やかです。
予想より早いペースで進んでいました。
上の写真から約40分で浜名湖橋へ到着。
皆さんいつもビュンビュン走っている橋の下はこんな感じですよ。
浜名湖の「掌」へ
ここを越えるといよいよ浜名湖の本体部分です。
浜名湖は入り組んだ形をしているので、「手」に例えられることがあります。
入江の部分が指でこの本体部分が掌です。
この掌、私にとって初めての領域です。
まず見えてくるのが舘山寺です。
パルパルの観覧車が見えますね。
舘山寺のある半島のような場所、裏側は結構ゴツゴツしていて、赤い岩です。
舘山寺で小休憩
ここをぐるりと回ると舘山寺の(寂れた)リゾート地区です。
ここで一旦上陸して休憩しましょう。
持ってきたコーヒーとお菓子で休憩。
ここまでおよそ6km、1時間20分と想定通りのペース。
でもゴールまで1/3来た程度、先は長いので急ぎます。
波が行手を阻む
しかしここから浜名湖の洗礼を浴びます。
舘山寺を出たばかりはまだ下の写真のように穏やかでした。
舘山寺を過ぎて1〜2km進んだあたりから波が立ってきて、感覚的ではありますが50cmくらい浮き沈みの連続。
波も護岸から跳ね返ってくるものと合わさって、水面が踊り狂っている状態です。
写真では伝わらないので残念です。
全財産が入っている(大袈裟)このザックが海原に放り出されないか心配でたまりませんでした。
先ほど書いた通り浜名湖は都田川の一部なので、上流側から海に向かっていくのは川下りであり、おそらくそれが自然な流れだと思います。
しかし当たり前ですが波というのは海から陸に向かって来るわけで、今私はそれに逆行して向かっているので当たりが強いのです。
そして海には満潮と干潮があり、この日の舞阪(浜名湖の入り口)の干潮時刻は0:08、満潮が5:15、次の干潮が12:34となっていました。
でもこれは浜名湖の入り口、外海のことです。
出入り口が異様に狭い浜名湖の内側はこの時間の通りではありません。
おおよそ2〜3時間はずれるのだそうです。
これが汽水湖である浜名湖の罠です。
北から南、南から北、どっちが楽なんでしょうね。
村櫛の水路でSUPにスイッチ
身の危険を感じながらようやく村櫛の水路がある場所に到着。
あの橋をくぐれば穏やかになるはずです。
近くの風車はグルグル回っていました。
風速は2〜3m/sと言ったところでしょうか。
くぐりました。
少し波打っているように見えますが問題ありません、嵐の中建物に避難できたような安心感でした。
ここは緩やかに流れがあって漕がなくても進みます。
ジャングルクルーズのような感じです。
ここなら安心して立てます。
ということでようやくSUPができました。
そのまま流れに乗って進んで行った左手前方に見えてきたのが昨年オフ会をした「浜名湖カナルオートキャンプ場」です。
「TRUMP Make America Great Again」の青い旗が誇らしげでした。
あのおっちゃんらしいです。
この水路はSUPがとてもやりやすいので、またここでオフ会でSUP&カヤックというのもいいですね!
カナルのところで水路を右に曲がり、また浜名湖の掌に戻っていきます。
この両サイドはゴルフ場なのでこの橋をカートに乗ったゴルファー(アマチュア)が通っていきます。
渚園を通過
掌に出ました。
ここはまだ穏やかです。
少し進んで見えてきたのは聖地「渚園キャンプ場」です。
ということは気賀からキャンプ道具を載せて来られる、ってことだな_φ(・_・
そうすれば駐車料金¥400取られなくて済む ←せ、せこい・・・
この辺りは水深50cm未満で一度フィンが刺さって難渋しました。
あまり陸側に寄らない方がいいでしょう、でも狭い通路をボートが通るので大変危険な水域であります。
通行される際には十分気をつけて通りましょう。
交通の要衝を越えて弁天島へ到着
在来線と新幹線がここを通っています。
このあたりは国道1号線が、そして南の端には国道1号バイパスが東西に走る交通の要衝です。
高速道路だけが浜名湖の北を通って一極集中を逃れています。
この日のこの時間は干潮に向かっている時間帯だったので漕がなくても早足程度のスピードで外海に向かって流れがありました。
ここはまさにリバーカヤックの様相でした。
で、この流れこそが浜名湖の弁天島あたりで本当に気をつけなければいけないポイントです。
とても強い流れが今切(出入り口)に向かって流れているので、下手すると沖に流されてしまいます。
そうなると自力で戻るのも難しく救助を呼ぶ羽目に。
助かればいいですけど、命を落とす危険も十分にありますから絶対油断、過信しないようにしてください。
流れを注意深く見て、目標に向かって調整して・・・ゴール!
このゴール地点のいいところはトイレの前に洗い場があるので、塩水が付着したボードを真水で洗い流すことができる点です。
ここで洗い流して乾かしてパッキングして片付け完了、素晴らしい。
ちなみに収納バッグは浜松市が誇る最強防水袋のおかげでまったく濡れていませんでした、さすがです。
ご褒美のハンバーガー
運動の後はご褒美です。
以前も食べて美味しかったLEADERへ。
100%ビーフのチーズバーガー、ソースはバファローソース。
たまらん、うまい!
帰りは電車
さて帰ります。
JR弁天島駅から豊橋方面へ向かいます。
あまり電車に乗らない私にとってこの顔の電車は新しい車両と思っていましたが、結構年食ってるそうで。
6月1日に静岡地区では18年ぶりの新車両が登場するんだそうです。
名古屋では2年前から走っているそうですね。
どこかの凸さんとその息子さんはきっとソワソワしている・・・?
新所原で降りて天浜線に乗り換えます。
来たのはマリメッコ列車でした。
途中ウトウトしながら気賀駅へ到着。
気賀駅に来たのなら寄らないといけませんよね、藤田屋に。
競争激しい都会の洗練されたスイーツと比べれば味は劣るでしょう。
でも洗練する過程で削ぎ落とされた「素朴な美味しさ」が詰まっています。
親父も以前より肌艶良くなったように感じました。
きっとゆるキャン△効果で儲かってるんだろうなぁ、なんて思いながら美味しく頂きました。
食べ終わると同時くらいにスタート地点に戻ってきました。
それぐらい気賀駅から近い場所です。
とは言っても疲れた〜。
腕というより上腹部が痛い、きっとこの部分の筋肉を使うんでしょうね。
浜名湖縦断はレベルが高い?横断の方がいい?
浜名湖北部の気賀から南の弁天島までのこのコース。
とっても楽しくてやりがいがあります。
ただし気を付けないと大変危険な箇所もあります。
そして途中で止めようと思ってもスタート地点に戻るのが困難です(公共交通機関がそんなに発達していない田舎です)。
ゴールまで漕ぎ切るんだ!と強い意志を持っているか、十分な体力がある人向けですね。
ちょっと心配だな〜、って人には浜名湖北岸沿いのコースがおすすめです。
そちらであれば途中で止めるにしても天浜線が走っているのでスタート地点に戻ってきやすいです。
今度はそちらをチャレンジしてみようと思います。
それでは皆さん、Have a nice day !